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近大新宮が和歌山東破り決勝進出 高校野球和歌山大会

和歌山東ー近大新宮 好投した近大新宮の西田(27日、和歌山市の紀三井寺球場で)
和歌山東ー近大新宮 好投した近大新宮の西田(27日、和歌山市の紀三井寺球場で)
 第106回全国高校野球選手権和歌山大会は27日、和歌山市の紀三井寺球場で準決勝があり、第2試合で近大新宮が和歌山東に3-0で勝った。近大新宮は2005年の創部以来初の決勝進出を果たした。決勝は、第1試合で田辺を破った智弁和歌山と戦う。

 今春の県大会で和歌山東に敗れていた近大新宮が、リベンジを果たした。先発投手の西田が8回を無失点に抑えた。8回には2死一、二塁の場面で中前へ安打を打たれたが、見事な中継プレーで本塁タッチアウトとし、切り抜けた。

 投手陣をリードした新宮市城南中出身の捕手、井上は「挑戦者の気持ちで、『心は熱く、頭はクールに』を合言葉に決勝を戦いたい」と語った。

 近大新宮の産屋敷監督は「子どもたちがよく頑張ってくれた。8回のバックホームの場面はびっくりした」と振り返った。智弁和歌山との決勝については「一つ一つのプレーを積極的にして、思い切ってぶつかっていくだけ」と語った。
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