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田辺が18年ぶり4強 近大新宮は12年ぶり、高校野球和歌山大会

海南―田辺 走者を背負いながら粘りの投球を見せる田辺の山本陣(25日、和歌山市の紀三井寺球場で)
海南―田辺 走者を背負いながら粘りの投球を見せる田辺の山本陣(25日、和歌山市の紀三井寺球場で)
テーブル 海南-田辺
テーブル 海南-田辺
テーブル 耐久-近大新宮
テーブル 耐久-近大新宮
 第106回全国高校野球選手権和歌山大会は24、25日に和歌山市の紀三井寺球場で準々決勝があった。紀南勢で勝ち残っていた田辺は海南を、近大新宮はシード校の耐久を破り、それぞれ準決勝へ進出した。4強入りは田辺が18年ぶり15回目、近大新宮は12年ぶり2回目。

 【25日】

●第1試合(準々決勝)
海南
010 000 000-1
000 202 00×-4
田辺

 〔海〕前、小坂、宮本、上、前―木下〔田〕山本陣―前田(二)田中(田)

 田辺は、普段は遊撃手の山本陣が先発投手を務めた。2回に先制を許したが、徐々に調子を上げ、その後は海南を無得点に抑えた。

 追う展開になった田辺は4回、1死二塁で山本陣が適時打を放って同点に追い付いた後、田中の適時二塁打で逆転した。6回は満塁の好機から押し出しの四死球で2点を追加した。

 田辺の田中監督は「相手投手の球を絞りきれず、予想通りに苦しんだが、山本陣がよく投げてくれた」とたたえた。公式戦で主戦投手の寺西が先発しなかったのは初めてだったという。

 投打で活躍した山本陣は「序盤はストライクが入らず焦ったが、完投できたことは次の登板の自信になる」と語った。

 【24日】

●第2試合(準々決勝)
耐久
000 001 000-1
001 110 00×-3
近大新宮

 〔耐〕冷水―川合〔近〕西田、田中、小田島―井上(三)和嶋(近)(二)赤山(耐)、矢守(近)

 近大新宮の投手陣が力を発揮した。攻撃では長堀の併殺崩れと吉岡の適時打、長堀の犠飛で3得点。今春の選抜大会で甲子園を経験した耐久に勝ちきった。

 産屋敷監督は「よく頑張ってくれた」と投手陣をたたえた。新宮市緑丘中出身の小田島は「マウンドに上がった時は、野手陣を信じて1点もやらないように投げた」と振り返った。

●第1試合(準々決勝)
 和歌山東4―0桐蔭

●27日の予定
▽準決勝
午前9時
 田辺―智弁和歌山・日高の勝者
午前11時半
 和歌山東―近大新宮

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