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国際的な知名度アップへ 熊野白浜リゾート空港で愛称命名式、和歌山

除幕された愛称「熊野白浜リゾート空港」の看板(6日、和歌山県白浜町で)
除幕された愛称「熊野白浜リゾート空港」の看板(6日、和歌山県白浜町で)
 和歌山県白浜町の南紀白浜空港で6日、国際的な知名度向上などを目指して県が決めた同空港の愛称「熊野白浜リゾート空港」の命名記念式典があった。愛称を書いた看板(縦2メートル、横0・7メートル)の除幕などがあり、岸本周平知事ら関係者約40人が出席し、さらなる飛躍を願った。

 愛称は、全国から寄せられた1645件の案から検討。国際チャーター便の誘致を目指していることや、「紀伊山地の霊場と参詣道」が7月に世界遺産登録20周年を迎えることから、この愛称に決めた。

 式典後、関係者は、東京から飛行機で空港に到着した観光客らにうちわなどの愛称グッズを配布した。

 県によると、同空港定期便の2023年度の搭乗者数は22万9607人で、過去最多だった22年度を1758人下回った。年始の「繁忙期」に羽田空港で航空機の衝突事故があり、欠航が相次いだことなどが影響したという。

■10日から世界遺産パネル展

 県と県世界遺産協議会は10日から、空港ターミナルビル2階ロビーラウンジで、紀伊山地の霊場と参詣道の世界遺産登録20周年を記念した特別パネル展を開催する。8月30日まで。

 高野(10~16日)、大辺路(17~23日)、中辺路(24~30日)、南紀熊野ジオパークセンター共同展示「地形地質から見た紀伊山地の霊場と参詣道」(8月1~30日)と分け、代表的な景観の写真パネルなど各10~15枚展示する。

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