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官民連携の空港活性化が内閣府表彰 和歌山県と南紀白浜エアポート

上空から見た南紀白浜空港(和歌山県白浜町で)
上空から見た南紀白浜空港(和歌山県白浜町で)
 和歌山県と白浜町の南紀白浜空港を運営する南紀白浜エアポート(白浜町)が進めている「南紀白浜空港民間活力導入事業」が、内閣府の第1回「PPP/PFI(官民連携)事業優良事例表彰」で、優秀賞を受賞した。

 同表彰は、地方公共団体等や民間事業者の官民連携事業の機運醸成を図ることなどを目的に始まった。模範となる顕著な実績を残した団体などを表彰する。今回は、63件の応募があり、大臣賞2件、優秀賞5件、特別賞3件の計10件が選ばれた。東京都で28日に表彰式がある。

 白浜空港の官民連携事業で評価された点は、ワーケーションやIT企業、副業人材の呼び込みなどで2023年の年間搭乗者数が過去最高の24万人を超え、10年前の2倍になった▽AI(人工知能)技術を活用した滑走路点検や先進的な保安検査を導入し、業務効率化と安全性を向上させた▽DMO(観光地域づくり法人)として顔認証技術を活用した観光サービスによる地域活性化に取り組んだ―など。

 さらに、県費投入では、官民連携する前の10年間の31億円に比べて、導入後の10年間では2割に相当する5億5千万円削減できたことも評価対象となった。

 受賞を受け、県港湾空港振興課は「白浜空港での官民連携事業が全国でも認められてうれしい限り。空港を紀南地域活性化の拠点になるよう引き続き利用促進に取り組んでいきたい」、南紀白浜エアポートの岡田信一郎社長は「県と一緒になって、空港活性化・地域活性化に取り組んできたことが認められてうれしい。引き続き頑張りたい」とコメントした。

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