硲君(稲成小6年)全国へ 将棋の王将戦和歌山県大会で連覇
田辺将棋教室(和歌山県田辺市あけぼの)に通う田辺市稲成町の硲樹希君(12)=稲成小学校6年=が、今月初めに御坊市であった全国小学生倉敷王将戦県大会の高学年の部で昨年に続いて優勝し、本大会への出場を決めた。「力が発揮できた。全国大会でも頑張りたい」と意気込む。
県大会高学年の部には7人が出場。硲君は予選を3勝1敗の2位で通過し、決勝トーナメントの決勝で和歌山市の5年生を破った。5年生には予選で負けていたが、決勝では終盤の責め合いを冷静に勝ち切り、雪辱を果たした。硲君は「これまでの対局で勝ったことがない相手だったので、勝って優勝することができて良かった」と喜んだ。
全国大会(日本将棋連盟など主催)は8月3日に岡山県倉敷市で開かれる。高学年と低学年の2部門があり、それぞれ都道府県の代表64人ずつが出場する。
硲君は昨年の全国大会では予選で敗退した。今大会では「まずは予選を突破し、決勝トーナメントで1勝できればと思う」と話す。
小学生棋士にとって倉敷王将戦は冬にある名人戦とともに二大大会の一つ。硲君を指導する尾谷仁史さん(54)=指導棋士五段=は「硲君は定跡にとらわれず才能豊か。今回、四段になったが、この教室で小学生のうちになるのは初めてでもあり、将来が楽しみ」と話している。
県大会高学年の部には7人が出場。硲君は予選を3勝1敗の2位で通過し、決勝トーナメントの決勝で和歌山市の5年生を破った。5年生には予選で負けていたが、決勝では終盤の責め合いを冷静に勝ち切り、雪辱を果たした。硲君は「これまでの対局で勝ったことがない相手だったので、勝って優勝することができて良かった」と喜んだ。
全国大会(日本将棋連盟など主催)は8月3日に岡山県倉敷市で開かれる。高学年と低学年の2部門があり、それぞれ都道府県の代表64人ずつが出場する。
硲君は昨年の全国大会では予選で敗退した。今大会では「まずは予選を突破し、決勝トーナメントで1勝できればと思う」と話す。
小学生棋士にとって倉敷王将戦は冬にある名人戦とともに二大大会の一つ。硲君を指導する尾谷仁史さん(54)=指導棋士五段=は「硲君は定跡にとらわれず才能豊か。今回、四段になったが、この教室で小学生のうちになるのは初めてでもあり、将来が楽しみ」と話している。