校外学習・教育旅行に補助 利用促進のJR紀勢線新宮~白浜間(和歌山)で新事業
JR紀勢線の新宮―白浜間の沿線などの自治体やJR西日本、和歌山県、和歌山大学でつくる組織が19日、鉄道を利用した校外学習や教育旅行などで新宮―白浜区間で乗降する場合、運賃を最大で全額補助する事業を新たに始めることを決めた。紀勢線の利用促進の取り組みとして、5月から申請を受け付ける予定という。
県内24市町村でつくる「紀勢本線活性化促進協議会」(会長=田岡実千年新宮市長)のうち、白浜町以南の8市町村などでつくる「新宮白浜区間部会(部長=玉置康仁・白浜町総務課長)」の事業。同部会は2022年10月に初会合を開き、今回で7回目となる会議を新宮市で開いた。
この日は本年度の事業について話し合い、部会を構成する8市町村にある保育園や幼稚園、小中高校などの団体(8人以上)が鉄道を利用して校外学習や教育旅行に出かける際、必要になった団体割引適用後の運賃と特急料金のうち、新宮―白浜区間については全額を補助する事業を始めることを決めた。
さらに、この8市町村を目的地として地域外から訪れる小中高校や大学、専門学校などの教育旅行やスポーツ合宿なども、新宮―白浜区間の費用については全額補助する。
事業費については各行政やJRで負担し、本年度分として約200万円を計上する予定。
また、この日の会議では、JR西日本和歌山支社が区間全体の1日1キロ当たりの平均利用者数を示す「輸送密度」や各駅の特急列車乗車人数について、利用促進のための数値目標を部会として設定することを提起した。
いずれも26年度を目標とし、輸送密度は2千人(22年度793人)、各駅の1日当たりの特急列車乗車人数は、新宮駅(和歌山方面のみ)240人(22年度84人)▽紀伊勝浦駅450人(同137人)▽太地駅20人(同11人)▽古座駅30人(同11人)▽串本駅210人(同58人)▽周参見駅50人(同11人)▽白浜駅(新宮方面のみ)40人(同14人)―を案として提示。
ただ、出席者から「この場で即決できない」という意見があり、持ち帰って検討することになった。次回の会議は7月を予定している。
県内24市町村でつくる「紀勢本線活性化促進協議会」(会長=田岡実千年新宮市長)のうち、白浜町以南の8市町村などでつくる「新宮白浜区間部会(部長=玉置康仁・白浜町総務課長)」の事業。同部会は2022年10月に初会合を開き、今回で7回目となる会議を新宮市で開いた。
この日は本年度の事業について話し合い、部会を構成する8市町村にある保育園や幼稚園、小中高校などの団体(8人以上)が鉄道を利用して校外学習や教育旅行に出かける際、必要になった団体割引適用後の運賃と特急料金のうち、新宮―白浜区間については全額を補助する事業を始めることを決めた。
さらに、この8市町村を目的地として地域外から訪れる小中高校や大学、専門学校などの教育旅行やスポーツ合宿なども、新宮―白浜区間の費用については全額補助する。
事業費については各行政やJRで負担し、本年度分として約200万円を計上する予定。
また、この日の会議では、JR西日本和歌山支社が区間全体の1日1キロ当たりの平均利用者数を示す「輸送密度」や各駅の特急列車乗車人数について、利用促進のための数値目標を部会として設定することを提起した。
いずれも26年度を目標とし、輸送密度は2千人(22年度793人)、各駅の1日当たりの特急列車乗車人数は、新宮駅(和歌山方面のみ)240人(22年度84人)▽紀伊勝浦駅450人(同137人)▽太地駅20人(同11人)▽古座駅30人(同11人)▽串本駅210人(同58人)▽周参見駅50人(同11人)▽白浜駅(新宮方面のみ)40人(同14人)―を案として提示。
ただ、出席者から「この場で即決できない」という意見があり、持ち帰って検討することになった。次回の会議は7月を予定している。