「歯と口の健康週間」（４～１０日）にちなみ、和歌山県太地町立くじらの博物館は１日から、博物館で飼育されているハナゴンドウなどの歯を磨く「クジラの歯みがき」の一般公開を始めた。１０日まで。

　歯と口の健康を呼びかけるとともに、食性の違いから種類により歯の数や大きさが異なる特徴を紹介することで、クジラの生態に興味を持ってもらおうと毎年催している。

　初日は、町内にある「太地こども園」から年長児の「くじら組」の子どもたち１３人を招待した。迫力のジャンプなどが繰り広げられるショーを見学した後、飼育員が特徴を紹介しながらハナゴンドウとオキゴンドウ、コビレゴンドウの歯をブラシを使って磨く様子を見学。代表して津呂橋司君（６）と脊古澪海ちゃん（５）がハナゴンドウの歯磨きに挑戦し、２人は「これからも歯磨き頑張ります」と話した。

　「クジラの歯みがき」は午前１０時半と午後０時半、午後２時半からのクジラショーの後に公開。問い合わせは、くじらの博物館（０７３５・５９・２４００）へ。