水害で激減のホタル徐々に復活 龍神村、お宿の会が飼育
和歌山県田辺市龍神村の宿泊業者でつくる「龍神お宿の会」(寒川淑子会長)が育てたホタルが、龍神村小家にある養殖池の周辺で飛び交っている。
「お宿の会」は龍神村の旅館や民宿、ホテルなど6事業者が参加している。かつては龍神村の各地で乱舞していたホタルが、2011年の紀伊半島大水害で激減したことを受け、ホタルの飛び交う里を復活させようと14年から、養殖池の整備やホタルの飼育などに取り組んでいる。
会員がホタルの餌となるカワニナを放流したり、幼虫を育てたりしている。また、コロナ禍で2020年から中止が続いているが、6月に「ホタル祭り」を開いている実行委員会にも参加している。
昨年、養殖池で捕獲したホタルに卵を産ませて育て、今年3月に幼虫約100匹を池に放流。そのホタルが今シーズン、養殖池の周辺で飛び交うようになっている。幼虫の数が例年より少なかったことなどが影響し、飛んでいるホタルも少ないが、10日の夜には20匹ほどのホタルが淡い光を点滅させながら飛び交っていた。
養殖池の近くにある温泉民宿「がまの湯田舎宿川口」によると、3年くらい前から養殖池の対岸にある水場にも水草やカワニナを入れており、当初1、2匹だったホタルが今年は15匹くらいに増えたという。温泉民宿の川口広子さんは「少しずつでも増えてくれるホタルがいて、うれしい。来年はもっとたくさん飛んでほしい」と話している。
龍神観光協会によると、龍神村には複数のホタル観賞ポイントがあり、それぞれのポイントには「ホタル見ごろ」ののぼりを立てている。場所によって飛ぶ時季が異なるが、見頃は今週いっぱいになりそうだという。
「お宿の会」は龍神村の旅館や民宿、ホテルなど6事業者が参加している。かつては龍神村の各地で乱舞していたホタルが、2011年の紀伊半島大水害で激減したことを受け、ホタルの飛び交う里を復活させようと14年から、養殖池の整備やホタルの飼育などに取り組んでいる。
会員がホタルの餌となるカワニナを放流したり、幼虫を育てたりしている。また、コロナ禍で2020年から中止が続いているが、6月に「ホタル祭り」を開いている実行委員会にも参加している。
昨年、養殖池で捕獲したホタルに卵を産ませて育て、今年3月に幼虫約100匹を池に放流。そのホタルが今シーズン、養殖池の周辺で飛び交うようになっている。幼虫の数が例年より少なかったことなどが影響し、飛んでいるホタルも少ないが、10日の夜には20匹ほどのホタルが淡い光を点滅させながら飛び交っていた。
養殖池の近くにある温泉民宿「がまの湯田舎宿川口」によると、3年くらい前から養殖池の対岸にある水場にも水草やカワニナを入れており、当初1、2匹だったホタルが今年は15匹くらいに増えたという。温泉民宿の川口広子さんは「少しずつでも増えてくれるホタルがいて、うれしい。来年はもっとたくさん飛んでほしい」と話している。
龍神観光協会によると、龍神村には複数のホタル観賞ポイントがあり、それぞれのポイントには「ホタル見ごろ」ののぼりを立てている。場所によって飛ぶ時季が異なるが、見頃は今週いっぱいになりそうだという。