和歌山県上富田町岡の川沿いで、ゲンジボタルが淡い光を点滅させながら乱舞し、幻想的な光景をつくり出している。
24日は、午後7時半ごろから少しずつ飛び始め、8時過ぎにはゆったりと点滅する光が川全体で見えるようになった。訪れた人は「すごい」「きれい」などと話していた。
■ライト使わず観察を
県立自然博物館の松野茂富学芸員は「ホタルは光の点滅で雄と雌が交信しているので、ライトは使わずに観察してほしい。明かりがないので足元には注意が必要。捕まえるのは自由だが、持ち帰らずその場で逃がしてほしい」と呼びかけている。
乱舞するゲンジボタル(24日午後8時20分ごろ、和歌山県上富田町岡で)=30秒露光