田辺市の龍神村商工会（伊藤研治会長）は２４日、同市龍神村西の龍神行政局で通常総会を開いた。本年度の事業計画など４議案を全て承認した。

　伊藤会長は「私たちがいろんな知恵を絞り、いろんなことを考えていくことが、龍神村の今後に直結する。原点に返って、協力し合い一丸となって物事に取り組むことを改めて実践する時だと思う」とあいさつ。地域活性化を目指して住民有志が出資した「株式会社龍神村」の社屋が７月にオープンする予定であることに触れて「自分たちの社屋であるという思いを持って、皆さんに意見をどんどん寄せてもらえたら」と呼びかけた。

　議事では、昨年度の事業報告や収支決算などに続いて、本年度の事業計画案と収支予算案を承認。事業計画では地域総合振興や観光振興、オンライン化推進などの事業を盛り込んでおり、引き続き新型コロナウイルス対策や事業者への支援に取り組むこと、商工会だよりや交流サイト（ＳＮＳ）による情報発信、ホタル再生事業への協力、龍神サイクリング事業の推進などに取り組むことを決めた。