橋点検の新技術試す 印南町、ドローンやカメラ活用
紀南河川国道事務所・近畿道路メンテナンスセンターと和歌山県印南町はこのほど、新技術を用いた橋の点検のデモンストレーション(実演)を同町羽六の町道樮川みなべ線(黒潮フルーツライン)に架かる「イタテゴ橋」で実施した。ドローンやロボットカメラの性能が紹介された。
実演したのは二つの技術で、一つは「全方向衝突回避センサーを有する小型ドローン技術」。使用するドローンは飛行中、画像処理によって構造物を3次元空間として把握し、一定の距離を確保することで障害物との衝突を自動的に避けるため、狭い所にも進入できる。もう一つの「橋梁等構造物の点検ロボットカメラ」は、架台やポールに取り付ければ、ロープやはしごなどを使って作業員が高い所に行かなくても、手元の操作端末で腐食や亀裂などを計測できる。
橋脚の高さ約40メートルのイタテゴ橋は、作業員が橋の上からロープで下り、目視で確認する点検を5年に1度、町が実施している。この日は同センター職員による新技術の説明の後、ドローンとカメラそれぞれを実演し、日裏勝己町長や担当職員が機器の性能や点検の手順を見学した。
紀南河川国道事務所によると、新技術を活用することで、遠隔からの作業でも目視同等の点検ができて安全性が高いほか、人件費や労力が少なく済むため検査費用のコスト削減にもなるという。
実演したのは二つの技術で、一つは「全方向衝突回避センサーを有する小型ドローン技術」。使用するドローンは飛行中、画像処理によって構造物を3次元空間として把握し、一定の距離を確保することで障害物との衝突を自動的に避けるため、狭い所にも進入できる。もう一つの「橋梁等構造物の点検ロボットカメラ」は、架台やポールに取り付ければ、ロープやはしごなどを使って作業員が高い所に行かなくても、手元の操作端末で腐食や亀裂などを計測できる。
橋脚の高さ約40メートルのイタテゴ橋は、作業員が橋の上からロープで下り、目視で確認する点検を5年に1度、町が実施している。この日は同センター職員による新技術の説明の後、ドローンとカメラそれぞれを実演し、日裏勝己町長や担当職員が機器の性能や点検の手順を見学した。
紀南河川国道事務所によると、新技術を活用することで、遠隔からの作業でも目視同等の点検ができて安全性が高いほか、人件費や労力が少なく済むため検査費用のコスト削減にもなるという。