橋の点検に新技術 印南町で6月6日実演
紀南河川国道事務所・近畿道路メンテナンスセンターと和歌山県印南町は6月6日、新技術を用いた橋の点検のデモンストレーション(実演)を同町羽六の町道樮川みなべ線(黒潮フルーツライン)に架かる「イタテゴ橋」で実施する。小型ドローンやロボットカメラを用い、従来より低いコストで安全にメンテナンスしてもらうことを目指している。
実演するのは二つの技術で、一つは「全方向衝突回避センサーを有する小型ドローン技術」。使用するドローンは飛行中、画像処理によって構造物を3次元空間として把握し、一定の距離を確保することで障害物との衝突を自動的に避けるため、狭い所にも進入できる。
もう一つは「橋梁等構造物の点検ロボットカメラ」。架台やポールにこのロボットカメラを取り付ければ、ロープやはしごなどを使って作業員が高い所に行かなくても、手元の操作端末で腐食や亀裂などを計測することができる。
イタテゴ橋は橋脚の高さが約40メートル。同町が管理しており、5年に1度の点検では、作業員が橋の上からロープで下り、目視で点検している。今回実演する二つの新技術であれば、点検作業におけるコストの削減や安全性の向上が期待できるという。当日は同町から日裏勝己町長や担当職員が参加する。
紀南河川国道事務所によると、これらの技術は国が管轄する県内の橋の点検で既に使われており、担当者は「従来の方法よりコスト的にも有利であり、デモンストレーションの機会に導入を検討してもらえれば」と話している。
実演するのは二つの技術で、一つは「全方向衝突回避センサーを有する小型ドローン技術」。使用するドローンは飛行中、画像処理によって構造物を3次元空間として把握し、一定の距離を確保することで障害物との衝突を自動的に避けるため、狭い所にも進入できる。
もう一つは「橋梁等構造物の点検ロボットカメラ」。架台やポールにこのロボットカメラを取り付ければ、ロープやはしごなどを使って作業員が高い所に行かなくても、手元の操作端末で腐食や亀裂などを計測することができる。
イタテゴ橋は橋脚の高さが約40メートル。同町が管理しており、5年に1度の点検では、作業員が橋の上からロープで下り、目視で点検している。今回実演する二つの新技術であれば、点検作業におけるコストの削減や安全性の向上が期待できるという。当日は同町から日裏勝己町長や担当職員が参加する。
紀南河川国道事務所によると、これらの技術は国が管轄する県内の橋の点検で既に使われており、担当者は「従来の方法よりコスト的にも有利であり、デモンストレーションの機会に導入を検討してもらえれば」と話している。