和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

元気に白球追う 今年最初の学童野球開幕

田辺B―岩田 スクイズを成功させる岩田の選手(上)と、ペットボトルを集める児童=27日、和歌山県田辺市の神島台運動場で
田辺B―岩田 スクイズを成功させる岩田の選手(上)と、ペットボトルを集める児童=27日、和歌山県田辺市の神島台運動場で
ペットボトルを集める児童
ペットボトルを集める児童
 和歌山県田辺・西牟婁で今年最初の学童野球大会となる「第30回中田食品旗争奪学童軟式野球大会」(田辺西牟婁学童野球協議会主催)が27日、田辺市の神島台運動場で開幕した。新型コロナウイルスの影響で3月初旬に予定していた新人戦などの大会が中止になっていた。

 全国大会の予選を兼ねて15チームが参加。26日に開幕する予定だったが雨のため順延となり、27日に1回戦が行われた。児童たちにとっては約4カ月ぶりの試合となり、元気に白球を追い掛けた。

 準々決勝は4月2日、準決勝と決勝は3日にいずれも神島台運動場である。

 協議会の杉若庄平会長は「ようやく野球シーズンが始まった。しっかりと野球を楽しみ、試合ができる喜びをかみしめながらプレーしてほしい」と話している。

■ペットボトル回収 支援学校に届ける

 田辺西牟婁学童野球協議会は本年度から、地域貢献活動の一環として、各チームがペットボトルを回収し、はまゆう支援学校(上富田町岩田)に届ける取り組みを始めた。

 はまゆう支援学校では、高等部リサイクル作業班の生徒が、ペットボトルのラベルを剝がしたり、キャップを分別したりする作業をしている。冬季にペットボトルの在庫が減って数量を調整しながら作業しているといい、協議会に協力を依頼した。

 27日に開幕した中田食品旗争奪大会では、各チームが回収したペットボトル計約400本を持ち寄った。

 はまゆう支援学校教諭の出羽研吉さんは「ペットボトルは教材として使うので大変ありがたい。この交流が深まれば、支援学校を知ってもらうきっかけにもなる」と喜んだ。

 協議会では、各チームが通学路にあるカーブミラーを清掃するなど地域貢献活動に取り組んでいる。杉若会長は「子どもたちが地域とつながることで、野球だけでなく、広く学ぶ機会になれば」と話している。

公式SNS!フォローしてね!
友だち追加

アクセスランキング

趣味・娯楽

読者チャンネル

新着リリース

紀伊民報からのお知らせ