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サッカー少年にブラシ進呈 海南市の会社がスパイク洗い推進

サッカー少年に配っているスパイク洗い専用のブラシ(アイセンインダストリアル提供)
サッカー少年に配っているスパイク洗い専用のブラシ(アイセンインダストリアル提供)
 家庭日用品の輸入や企画製造・販売を行う和歌山県海南市小野田のアイセンインダストリアル(毛見浩章代表取締役)が、サッカー少年の心身の成長を支援しようと「スパイク洗い推進プロジェクト」を始めた。上富田の少年サッカークラブの子どもに使ってもらうために専用のブラシを配った。

 同社は、親会社のアイセン(海南市小野田)が特許を持つ清掃用の素材「トレピカ」を使ったサッカースパイク清掃用のブラシを開発した。直径4センチ、厚さ3センチ。汚れを落としやすいように繊維が細く、密度が高い。表面にサッカーボールの柄をプリントしている。子どもの手に持ちやすく、スパイクを傷つけずに汚れを落とせるという。

 手始めに、9~13日に上富田町の上富田スポーツセンターでキャンプをした横浜F・マリノスユース(高校年代)にブラシを60個、スポーツ少年団の上富田フットボールクラブに130個を贈った。和歌山市の少年サッカークラブにも贈る。今後の取り組みに生かすため、アンケートで使用感などを聞いている。

 アイセンインダストリアル営業部リーダーの中西茂樹さんは「世界トップレベルの選手でもスパイクの手入れや管理を怠っていない。子どもたちに自分でスパイクを洗ってもらうことで、道具を大切にするという気持ちを大切にしてほしい」と話している。

 また同社は、企業版ふるさと納税で上富田町に100万円を寄付した。コロナ禍でスポーツをする機会が減っている子が多い中、スポーツ振興を支援するためという。
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