【動画】音巡り(1)心地よい音色響く/黒竹のパンフルート/竹工芸作家の菅野さん作
和歌山県田辺市龍神村西、竹工芸作家の菅野明彦さん(62)が、地元で生育する黒竹で作った笛の一種「パンフルート」。吹いてもらうと、尺八のような音色が心地よく響いた。
菅野さんによると、径が同じで長さの異なる黒竹を組み合わせ、吹く部分の高さを一列にそろえて固定している。黒竹は小ぶりで笛の材料に適しているが、音階通りに音を出すために管の長さを調整するのに苦心するという。
25年前に龍神村へIターンした菅野さんは「和歌山に来て黒竹を知った。毛筆の筆を作っていたが、楽器にも応用できないかとやってみた」と言い、20年ほど前からパンフルートを作るようになった。
簡単な作りだが、演奏は難しい。吹く息の強弱によって音の出方が違い、唇を素早く正確に管に当てて演奏する技術も必要だ。
茎の中が空洞のゴンパチ(イタドリ)のパンフルートも作っている菅野さん。趣味で作った楽器は知人にも使ってもらっている。自身は主に童謡やアニメの曲を練習しており「ピアノやギターより、笛の音色の方が自分にはしっくりくる」と話す。
◇
みなべ町や印南町、田辺市龍神村などで聞かれる、楽器や機械、人の声といったさまざまな音を紹介します。ニュースサイト「アガラ」の動画で実際の音を聞くことができます。
菅野さんによると、径が同じで長さの異なる黒竹を組み合わせ、吹く部分の高さを一列にそろえて固定している。黒竹は小ぶりで笛の材料に適しているが、音階通りに音を出すために管の長さを調整するのに苦心するという。
25年前に龍神村へIターンした菅野さんは「和歌山に来て黒竹を知った。毛筆の筆を作っていたが、楽器にも応用できないかとやってみた」と言い、20年ほど前からパンフルートを作るようになった。
簡単な作りだが、演奏は難しい。吹く息の強弱によって音の出方が違い、唇を素早く正確に管に当てて演奏する技術も必要だ。
茎の中が空洞のゴンパチ(イタドリ)のパンフルートも作っている菅野さん。趣味で作った楽器は知人にも使ってもらっている。自身は主に童謡やアニメの曲を練習しており「ピアノやギターより、笛の音色の方が自分にはしっくりくる」と話す。
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みなべ町や印南町、田辺市龍神村などで聞かれる、楽器や機械、人の声といったさまざまな音を紹介します。ニュースサイト「アガラ」の動画で実際の音を聞くことができます。