和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

田辺市内で豚熱、初確認 野生イノシシ

 和歌山県は14日、田辺市で見つかった野生イノシシ2匹で豚熱感染を確認したと発表した。今回を含めて、県内で豚熱感染が確認された野生イノシシは65匹。紀南ではこれまで古座川町で2匹が確認されており、田辺市内では初めて。

 田辺市本宮町内で死んでいる2匹の成獣が見つかり、県紀北家畜保健衛生所で豚熱の検査をしたところ、14日に陽性と確定したという。

 今後の対応として、県は半径10キロ以内で野生イノシシが捕獲された場合の調査や県猟友会への情報提供と注意喚起、豚など飼養者への周知や衛生管理徹底の指導をする。

 昨年6月から、飼養豚に対してワクチン接種を実施しており、県内農場の豚の移動や出荷が制限されることはないという。

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