和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月16日(月)

霧に包まれ幻想的に 早朝の古座川河口

霧に包まれる九龍島(18日午前8時ごろ、和歌山県串本町古座で)
霧に包まれる九龍島(18日午前8時ごろ、和歌山県串本町古座で)
 和歌山県古座川町高池から串本町古座にかけての古座川河口部で18日早朝、水面から高さ2~3メートルの間が霧に包まれ、幻想的な風景が見られた。

 串本町中湊で暮らす南紀串本観光協会の室宣行副会長によると、急に冷え込んだ朝に見られる現象で、地方によっては「けあらし(気嵐)」と呼ばれている。海で見られるものは「海霧」と呼ばれているという。霧は日が昇るにつれて上流から消えていった。

 室副会長は「年に数度見られる時もあるし、見られない年もある」、串本町古座で暮らす男性は「一時は九龍島が見えなくなるほどすごい霧だった」と話した。