お地蔵さんも冬支度 田辺市本宮、地元女性がわら帽子
和歌山県田辺市本宮町の熊野古道沿いにある道休禅門地蔵に、地元の榎本萬千代さん(80)=本宮町伏拝=がわら帽子をかぶせた。冬支度を済ませた地蔵の姿は、熊野古道の冬の風物詩として親しまれている。
地蔵があるのは、水呑王子から伏拝王子の間。道半ばにして倒れた巡礼者のためにと、道中の安全を願って土地の人が建てたといわれている。
わら帽子は20年ほど前、亡夫・育弘さんが朝の散歩をしていた際に「お地蔵さんが寒そう」と思ってかぶせ始め、今は榎本さんが引き継いでいる。汚れていた赤い前掛けも着け替えたほか、近くにある別の地蔵にもわら帽子をかぶせた。
榎本さんは「お地蔵さんの迎春準備が整った。これから寒くなるが、古道を歩く人を見守ってほしいし、新型コロナも終息させてほしい」と手を合わせていた。
わら帽子は来年3月中頃までかぶせておくという。
地蔵があるのは、水呑王子から伏拝王子の間。道半ばにして倒れた巡礼者のためにと、道中の安全を願って土地の人が建てたといわれている。
わら帽子は20年ほど前、亡夫・育弘さんが朝の散歩をしていた際に「お地蔵さんが寒そう」と思ってかぶせ始め、今は榎本さんが引き継いでいる。汚れていた赤い前掛けも着け替えたほか、近くにある別の地蔵にもわら帽子をかぶせた。
榎本さんは「お地蔵さんの迎春準備が整った。これから寒くなるが、古道を歩く人を見守ってほしいし、新型コロナも終息させてほしい」と手を合わせていた。
わら帽子は来年3月中頃までかぶせておくという。