近畿高校カヌー新人選手権大会（近畿高体連カヌー専門部主催）がこのほど、大津市の琵琶湖漕艇場であり、和歌山県の神島１年の濵本子龍君が２部門で優勝。神島１年の中山直大君が、男子カナディアンの新人部門で優勝した。


　県大会が荒天のため中止になり、県内の出場予定者が近畿大会に出場した。男女のカヤックとカナディアンで１人乗りの各種目があった。

　男子カナディアンの５００メートルでは濵本君が優勝し、神島２年の竹中光君が３位に入賞した。５０００メートル（コース２周）も濵本君が優勝し、竹中君が３位に入賞した。

　２部門で優勝した濵本君は男子カナディアン部門のＭＶＰを受賞した。５００メートルでは決勝で２位と約１０秒差の２分３秒４１を記録。「先輩や全国の選手と比べてもいい記録だった。来年春の海外派遣選手選考会に向けて、これから冬場にかけてフィジカルアップに励みたい」と意欲を示した。

　高校から競技を始めた選手が出場した新人部門の男子カナディアンは２５００メートル（コース１周）で競い、中山君が優勝、神島１年の加藤伯矩君が３位に入賞。中山君は男子カナディアン部門の新人賞を受賞した。

　中山君は片膝を立ててこぐカナディアンの技術を元五輪選手の阪本直也顧問や、経験者の濵本君から教わっているといい「めちゃめちゃうれしい。（濵本）子龍君に追い付けるよう頑張る」と喜びを語った。

　女子カヤックの新人部門も２５００メートルで競い、田辺工業１年の松本未久さんが準優勝した。

　女子カナディアンの２５００メートルでは、神島２年の山本空さんが準優勝だった。