和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月17日(火)

県「全員入院を継続」 新型コロナ感染者

 新型コロナウイルス感染者のうち、入院措置の対象を高齢者や基礎疾患がある人らに絞るよう改正する政令が24日に施行されたが、和歌山県は従来通り、感染者全員の入院措置を続ける。

 政府は9日、インフルエンザの流行期を前に、新型コロナによる医療負担の軽減につなげるため、感染者の入院対象を明確化しようと、政令改正を閣議決定した。一方で、地域によって状況が異なることから、都道府県が柔軟に入院の必要性を判断できるともしている。

 病床の逼迫(ひっぱく)を防止するため、都市部などでは無症状者や軽症者は宿泊施設や自宅療養としている都道府県もあるが、和歌山県では、無症状や軽症でも後から発症したり、重症化したりするケースがあるため、これまで通り全員入院とするという。