和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月16日(土)

おしゃれな手作り品ずらり 彦五郎公園前に店舗オープン

手作り品が数多く並ぶ「ナカマルマルシェ・イクマ」(和歌山県上富田町生馬で)
手作り品が数多く並ぶ「ナカマルマルシェ・イクマ」(和歌山県上富田町生馬で)
 和歌山県紀南地方のハンドメード作家や福祉作業所による商品を販売する店舗が上富田町生馬の彦五郎公園前にオープンした。今は1週間に平日1日だけの営業だが、おしゃれな手作り品をそろえた店舗とあって、人気を得ている。


 町が「上富田町産業振興・交流施設『彦五郎』」としてリニューアルし、今夏から社会福祉法人ふたば福祉会(田辺市文里1丁目)が施設の管理と運営をしている。指定管理者制度を活用しており、期限は来年3月末までだが、「ナカマルマルシェ・イクマ」の店名で営業している。

 店内には、陶器やバッグ、小物入れ、子ども服、アクセサリー、ドライフラワー、ハーバリウム、リースなどがいくつも並ぶ。いずれも手作り品。出品する作家は12人で、ふたば福祉会が2016年から毎年4月と12月に開いてきたイベント「ナカマルマルシェ」の出店者。ふたば福祉会が声を掛け、集まった。

 これとは別に、福祉会が運営する「あすか作業所」と「たなかの杜」のクッキー、パン工房「ぱんだぱんだ」のパン、ふたば作業所の手織りかばん、みなべ町にある「なかよし作業所」のトマトジュースなども販売している。

 22日には初めてコーヒー店が出店する。状況を見て続けるほか、今後、営業日を増やすことも検討したいという。

 店舗責任者の野長瀬祐樹さん(44)は「4月のナカマルマルシェが新型コロナにより開くことができなかった。12月の開催も難しいので店を出すことができてよかった。作業所の商品をしっかりPRし、地域の活性化につなげていきたい」と話している。

 営業日時は毎週火曜日の午前10時半~午後5時。問い合わせは、ふたば福祉会(0739・25・5667)へ。

 施設の来年4月以降の指定管理者は町が現在、募集している。