和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月16日(月)

第2弾は商品券5千円進呈 田辺市のじもたびキャンペーン

古道の展望台から熊野本宮大社の大鳥居を望む
古道の展望台から熊野本宮大社の大鳥居を望む
 和歌山県田辺市は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で落ち込んだ観光業を応援しようと、市民限定の「じもたび(地元旅)キャンペーン」第2弾を9月から始めた。市内の宿泊施設で5千円以上支払えば、5千円分の商品券を受け取ることができる。

 市はキャンペーン第1弾として、市内を巡るツアーや2万円分のフリー宿泊券を抽選で市民にプレゼントする企画を実施。7月に募集したところ、1180人(組)の当選数に対して4754件の応募が寄せられるなど、反響があった。

 第2弾では、市内の宿泊施設で5千円以上支出した市民を対象に、市内の登録店舗で使える5千円分の商品券を配布する。領収書の対象期間は9月1日から、商品券の配布期間は同18日からで、いずれも来年2月28日まで。

 市観光センターや各道の駅など市内10カ所に設けた配布場所で、宿泊施設の領収書と本人確認書類を提示すれば、商品券を受け取ることができる。領収書の本人が来ることが必要。

 商品券は延べ1万人分を用意しており、1人何回でも受け取ることができる。キャンペーン第1弾のフリー宿泊券を利用し、自己負担額が5千円以上だった場合も対象となる。

 商品券を利用できる店舗は、新型コロナの経済対策として市が発行している「地域活性化商品券」の取扱店舗と同じ。8月下旬時点で約670店舗ある。

 市観光振興課の担当者は「市民が市内で宿泊し、買い物をすることで地域が元気になるという好循環が生まれるきっかけになれば。多くの方に利用していただき、地元の魅力を再発見してほしい」と話している。

 問い合わせは、市観光振興課(0739・26・9929)へ。

■フォトコン同時開催

 じもたびキャンペーンに合わせ、田辺市と市熊野ツーリズムビューローは1日から、写真共有アプリ「インスタグラム」を活用した「#たな旅フォトコンテスト」を開いている。

 募集するのは、街並みや自然、歴史、伝統、食文化など市の魅力が伝わる写真。過去に撮影した作品でもよい。

 応募方法は、ビューローのインスタグラム公式アカウント(@kumanotravel)をフォローした上で、検索の目印となるハッシュタグ「#たな旅」「#撮影場所」を付けて投稿する。

 応募期間は、第1期が1日~11月30日、第2期が12月1日~来年3月7日。作品を審査し、各期間の入賞者5人に地元特産品(5千円相当)をプレゼントする。

 問い合わせは、インスタグラムのダイレクトメッセージで受け付ける。