和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年05月02日(木)

職員総出で紀州路クリーン大作戦 みなべ町

道路沿いのごみを拾うみなべ女性会のメンバー(和歌山県みなべ町山内で)
道路沿いのごみを拾うみなべ女性会のメンバー(和歌山県みなべ町山内で)
カーブミラーを磨き上げるみなべ町建設業協同組合のメンバー(和歌山県みなべ町芝で)
カーブミラーを磨き上げるみなべ町建設業協同組合のメンバー(和歌山県みなべ町芝で)
 和歌山県みなべ町は22日、県内一斉の取り組み「紀州路クリーン大作戦」として、町職員が出て主要道路を清掃した。今年初めてみなべ女性会とみなべ町建設業協同組合も参加した。

 町は全職員が参加。課ごとに分かれて、国道、県道、町道など主要道路を歩いて道沿いのごみを拾い集めて回った。東吉田区の住民も清掃活動をしたという。

 ごみは45リットルのごみ袋に入れ、燃えるごみ50袋、空き缶10袋、瓶2袋分が集まった。ペットボトルや菓子の袋、たばこの空き箱などがあり、マスクも目立ったという。

 みなべ女性会は以前から清掃活動をしたいと考えていたといい、メンバー14人が参加。同町山内の国道42号からホテル&リゾーツ和歌山みなべ方面に向かう道沿いでごみ拾いをした。

 同会によると、公園などで遊んで帰る際にごみを捨てる人が多いのか、国道方面に向かって左側にごみが目立ったという。ごみは軽トラック1杯分くらい集まったといい、松川賀子会長は「思っていた以上にごみがあった。毎年続けていければと思う」と話した。

 建設業協同組合は、以前は町内のイベントに合わせて河川清掃をしていたが、それがなくなった代わりに、今月が「道路ふれあい月間」でもあることから、今回初めてカーブミラー清掃に取り組んだ。

 加盟26社から約30人が参加。旧南部町エリアを対象に、グループに分かれて車で回り、カーブミラーを拭いたり、ミラーの角度を直したりした。池田智昭会長は「社会貢献活動の一環。来年は旧南部川村エリアのカーブミラー清掃をしたい」と話した。