和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月23日(月)

21日は3人の感染発表 新型コロナで和歌山県

 和歌山県は21日、県内で新たに3人が、新型コロナウイルスに感染したことが分かったと発表した。いずれも大阪府など県外への訪問履歴がある。これで8日以降に感染が確認されたのは32人、2月以降の累計では96人となった。

 和歌山市職員の30代女性=和歌山市在住=は14日に38・5度の発熱、17日から味覚嗅覚障害があった。発症前に大阪市を訪れ、買い物などをした。女性は市南保健センターで、相談業務を担当しており、相談対応した市民や同僚らを検査する。職場の消毒は実施済みという。

 和歌山市内の会社に勤務する10代男性=岩出保健所管内在住=は12日から味覚嗅覚障害があり、医療機関を受診し、21日に陽性が分かった。3日に兵庫県で仕事し、11日に大阪府の友人宅を訪問した。

 60代会社経営男性=岩出保健所管内在住=は、友人の60代会社経営男性=湯浅保健所管内在住=の濃厚接触者として検査して分かった。18日に、一緒に大阪府でゴルフをしたが、その前に沖縄県を旅行した。県は感染経路を調査している。

 一方、基準を満たした2人が21日に退院し、県内の入院患者は18人となった。2人のうち1人は退院前の検査で陰性だったが、もう1人は陽性だった。