新型コロナウイルス感染拡大を受けた和歌山県白浜町の観光キャンペーン「ふたたびみたび南紀白浜」が１５日に始まった。料金が最大で５割引きになるクーポンがインターネットの宿泊予約サイトで入手できる。キャンペーンに参加する町内施設での割引は、７月中は県内在住者に限り、８月から全国に広げる。

■ 「状況見極めて運営」

　町は４月、新型コロナを受けた経済対策の第１弾に今回の事業費３５００万円を計上した。割引対象となる宿泊を８月に県内から全国へ広げるのは、国の「外出自粛の段階的緩和の目安」に沿った。キャンペーンは１１月までで、クーポンは月ごとに割り振っているという。町が業務を委託する南紀白浜観光局では「（全国の）感染状況など情勢を見極めながら運用していく」と話している。

　インターネットサイト「じゃらんネット」と「ヤフートラベル」のそれぞれに白浜町の特集ページを設けた。クーポンは２千円～２万円の６種。まずクーポンを取得し、それを使える各施設の宿泊プランから選ぶ仕組み。決済はクレジットカードか現地払い。

　キャンペーンには町内のホテルや旅館、民宿の延べ１５９施設が参加する。同じ施設でも宿泊プランによって料金は変わる。

　キャンペーンの特集ページ２種は、観光局ホームページ（ｗｗｗ．ｎａｎｋｉｓｈｉｒａｈａｍａ．ｊｐ／）のリンクから見られる。