和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月27日(金)

児童養護施設にタブレット端末 田辺ライオンズクラブ

里親支援センターほっとの川口則光センター長(右)に目録を手渡す、田辺ライオンズクラブの大門均友会長=和歌山県田辺市新庄町で
里親支援センターほっとの川口則光センター長(右)に目録を手渡す、田辺ライオンズクラブの大門均友会長=和歌山県田辺市新庄町で
 田辺ライオンズクラブ(大門均友会長)は17日、和歌山県田辺市新庄町の東急ハーヴェストクラブ南紀田辺で例会を開き、上富田町岩田の里親支援センター「ほっと」(川口則光センター長)を通じて紀南の児童養護施設にタブレット端末などを贈った。

 田辺ライオンズクラブは本年度、メイン事業として紀南で暮らす子どもたちへの支援や、里親支援の普及や啓発に向けて活動。3月には「ほっと」との共催で、「ほっと」のセンター長やアレルギー科医、NPOハートツリーの理事長を講師に招いたイベントを企画していたが、新型コロナウイルスの影響で中止となった。

 そこで、紀南の児童養護施設で活用してもらえるよう、タブレット端末や防災用品などの支援品の贈呈を決めた。また、フェイスブックで子どもたちを取り巻く問題についての情報も発信しているという。

 17日、例会で大門会長(52)が川口センター長(64)に目録を手渡した。

 大門会長は「子どもたちの安全、安心な暮らしに役立ててもらえたら」と話し、川口センター長は「イベントが中止となりショックを受けていたが、本当にうれしく思う。皆さんの支援は、私たちの大きな力になっている」と謝辞を述べた。