過去最高99・5% 和歌山県の高卒就職率、全国10位
文部科学省は12日、今春の高校卒業者(公立・私立)の3月末現在の就職率を発表した。和歌山県は過去最高の99・5%(前年同期比2・3ポイント増)で、全国で10番目に高かった。全国平均は98・1%(0・1ポイント減)だった。
文科省は1982年3月から、都道府県ごとの就職率を公表している。和歌山県では90年の98・0%が最高だったが、今春はこれを更新。高校卒業者8506人のうち、就職希望者数は1909人で、1899人が就職した。
県教育委員会によると、県内高校の就職率は2013年3月末の89・9%から、14年95・3%、15年96・1%、16年96・4%、17年96・2%、18年96・2%、19年97・2%と、ほぼ右肩上がりに推移していた。19年は全国42番目だったが、今春は2・3ポイント上がり、10番目の高さとなった。全国で高かったのは富山県、石川県、福井県、鳥取県(いずれも99・8%)などで、最低は沖縄県の92・9%だった。
和歌山県の就職率が過去最高となったことについて、県教委は、求人倍率が高く「売り手市場」だったことや就職支援策を続けてきたことなどが要因とみているという。
支援策として、高校生用の就職ガイド冊子や、中学生向けに高校の職業学科や県内企業を紹介する冊子を発行。民間企業などで勤務経験がある「就職指導員」や就職指導専門の常勤講師「ジョブサポートティーチャー」を、就職希望者の多い高校に配置し、求人開拓や高校生と企業のマッチングなどに取り組んでいる。
また、求人活動解禁前に就職希望の県内の高校3年生を対象に「応募前サマー企業ガイダンス」を開いている。県内企業の人事担当者らと直接話すことで、企業の情報をあらかじめ把握してもらったり、就職意欲向上につなげてもらったりしている。
新型コロナウイルスの感染拡大による県内高卒者の内定取り消しについては、今のところ県教委に報告はないという。
文科省は1982年3月から、都道府県ごとの就職率を公表している。和歌山県では90年の98・0%が最高だったが、今春はこれを更新。高校卒業者8506人のうち、就職希望者数は1909人で、1899人が就職した。
県教育委員会によると、県内高校の就職率は2013年3月末の89・9%から、14年95・3%、15年96・1%、16年96・4%、17年96・2%、18年96・2%、19年97・2%と、ほぼ右肩上がりに推移していた。19年は全国42番目だったが、今春は2・3ポイント上がり、10番目の高さとなった。全国で高かったのは富山県、石川県、福井県、鳥取県(いずれも99・8%)などで、最低は沖縄県の92・9%だった。
和歌山県の就職率が過去最高となったことについて、県教委は、求人倍率が高く「売り手市場」だったことや就職支援策を続けてきたことなどが要因とみているという。
支援策として、高校生用の就職ガイド冊子や、中学生向けに高校の職業学科や県内企業を紹介する冊子を発行。民間企業などで勤務経験がある「就職指導員」や就職指導専門の常勤講師「ジョブサポートティーチャー」を、就職希望者の多い高校に配置し、求人開拓や高校生と企業のマッチングなどに取り組んでいる。
また、求人活動解禁前に就職希望の県内の高校3年生を対象に「応募前サマー企業ガイダンス」を開いている。県内企業の人事担当者らと直接話すことで、企業の情報をあらかじめ把握してもらったり、就職意欲向上につなげてもらったりしている。
新型コロナウイルスの感染拡大による県内高卒者の内定取り消しについては、今のところ県教委に報告はないという。