和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月24日(火)

給食で梅干しおにぎり頬張る 「梅の日」にちなみみなべ町

梅干しおにぎりを握って食べる上南部小学校の児童。この日の町内小中学校の給食では梅酢のすましも食べた(5日、和歌山県みなべ町谷口で)
梅干しおにぎりを握って食べる上南部小学校の児童。この日の町内小中学校の給食では梅酢のすましも食べた(5日、和歌山県みなべ町谷口で)
 「梅の日」(6月6日)にちなみ、和歌山県みなべ町内の小中学校で5日、児童や生徒が給食で梅干しおにぎりを作って食べた。

 同町には、梅干しを使ったおにぎりや梅製品の普及促進に努めることをうたう「梅干しでおにぎり条例」と、梅を積極的に食べて健康管理・増進に努めることをうたう「梅で健康のまち宣言」がある。具体策として、梅の日に梅干しおにぎりを食べる取り組みをしており、5年目になる。

 この日は、町内全3中学校と5小学校の給食で実施。町が新潟県南魚沼市と、紀州みなべの南高梅と南魚沼産コシヒカリによる日本の食文化推進連携協定を結んでいる関係で、おにぎりの米は南魚沼産コシヒカリを使った。梅干しは町内の農業団体でつくる「みなべアグリ5」から提供を受けた南高梅を使った。

 各校で、梅の日のいわれや梅の機能性、梅干しおにぎりを食べる活動の趣旨などを聞き、子どもたちが自分でラップを使っておにぎりを作って頬張った。

 学校給食では新型コロナウイルス感染症対策として、席の間隔を空ける、ビニール手袋を着けて配膳・配食をするなどの対応をしている。

 梅の日の6日午前10時からは、同町西本庄の須賀神社で、新型コロナを考慮して規模を縮小した形で、紀州梅の会の記念式典として「梅収穫感謝祭」を営む。