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2024年11月25日(月)

2週間で2千件申請 新型コロナ、和歌山県の事業者支援

和歌山県庁
和歌山県庁
 和歌山県は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者を支援するために5月15日に設けた「事業継続支援金」などの補助金や融資に、29日までの2週間で約2千件の申請があったと発表した。

 「事業継続支援金」(予算額17億7920万円)には1890件(3億9208万円)の申請があった。新型コロナの影響で、1カ月の売り上げが前年同月より50%以上減少し、原則として、国の持続化給付金を受けた事業者が対象。従業員規模に応じ20万~100万円を給付する。来年2月末まで受け付けている。

 「県内事業者事業継続推進補助金」(予算額150億円)には77件(6173万円)の申請があった。1カ月の売り上げが前年同月比で20%以上減少した中小事業者による事業継続の新たな取り組みに、最高100万円(補助率3分の2)を補助する制度であり、申請期間は6月末まで。しかし、申請の準備に時間がかかる可能性があるほか、問い合わせも約800件あるといい、延長も検討したいという。

 観光関連の事業者に上限3千万円(1年間無利子、全期間保証料免除)を融資する「観光関連事業者緊急融資」(融資総額1050億円)には16件(4億4500万円)の申し込みがあった。申請期間は6月末まで。

 仁坂吉伸知事は「こういう制度をできるだけ活用して経営を継続、雇用を維持してほしい。長くかかるかもしれないが『先はいまよりいい、頑張ろう』と思ってもらえたらいいと思う」と話した。

 県は支援制度に関する専用相談窓口(073・441・3301)を設けている。