新型コロナウイルス感染症で打撃を受けている地域経済の活性化、町の魅力の再発見につなげようと、和歌山県のみなべ町商工会青年部は６月１日から、町内の店で買い物をしてスタンプを集めて応募すると、抽選で毎月２００人以上に現金や商品券、景品が当たる「みなべのやにこいスタンプラリー」を実施する。スタンプ押印期間は９月４日まで。

　町、町商工会、町商工会女性部が後援。町民に限らず、誰でも応募できる。スタンプラリーに参加する町内の飲食店や販売店、サービス店での買い物が対象。参加店は５月２８日時点で５６店舗あるが、随時募集している。

　参加店で５００円の買い物ごとに１スタンプを押す。１店舗で最大４スタンプ（２千円分）押印できる。２店舗以上、計５個のスタンプを集めると応募が可能で、１人何回でも応募できる。応募は、スタンプ台紙にスタンプを集め、必要事項を記入して町商工会に持参するか送付する。

　３回（１回目＝６月１～３０日、２回目＝７月１～３１日、３回目＝８月１日～９月４日）に分けて実施。抽選は各回締め切り後で計３回（７月、８月、９月）する。現金当選者は別途案内する。

　景品は各回とも、現金５万円（２人）▽現金１万円（２０人）▽町内で使用できる商品券（１人３千円、１００人）▽その他、町内事業者の商品券やサービス券―など多数用意している。

　スタンプ台紙は町商工会や参加店、町役場に置いている。町広報紙などにも折り込む。

　応募は郵便番号６４５―０００２　みなべ町芝５０３、みなべ町商工会へ。

　問い合わせは、町商工会（０７３９・７２・３２２５）まで。参加店の最新情報は、ホームページ「みなべのやにこいスタンプラリー」（ｈｔｔｐｓ：／／ｙａｎｉｋｏｉ－ｍｉｎａｂｅ．ｃｏｍ）で紹介する。

　町商工会青年部の楠谷和弘部長は「疲弊する地域経済の刺激策になればと考え、実施する。プレミアム商品券の販売も始まり、町内で買い物をする機会に、スタンプラリーにも参加し、景品などを当てていただけたら。多くの皆さんの参加を」と呼び掛けている。