和歌山県は５日夜、田辺保健所管内に住む50代の宗教関係者男性が新型コロナウイルスに感染した、と発表した。

　男性は３月31日に38・９度の発熱があり、せきなどの風邪の症状が続き、４月４日に医療機関に入院。ウイルス検査の結果、５日に陽性と判明した。病状は安定している。

　男性は３月26日に仕事のため京都市に車で行き、合流した４人を乗せて市内を巡ったり、会食したりして翌日に帰宅した。30日には６、７人の小グループと短時間宗教行事を営んだ。

　この日は、和歌山市に住む70代の男性開業医の感染も確認されており、県内の新型コロナウイルスの感染者は累計24人となった。