和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月15日(金)

【動画】運動って楽しい 家でもできる体操を紹介

足指でじゃんけんする小学生(和歌山県田辺市高雄2丁目で)
足指でじゃんけんする小学生(和歌山県田辺市高雄2丁目で)
 新型コロナウイルスの影響で臨時休校が続く中、和歌山県田辺市のスポーツ用品店が17日、子どもたちの運動不足解消のため、小学生対象の体操教室を開いた。プロのトレーナーが、家でもできて、能力向上につながる運動を指導。子どもたちは「楽しい」「久しぶりに汗をかいた」とはしゃぎ回った。


 同市高雄2丁目の「SPORTS TSUBOI(スポーツ ツボ井)」と全米アスレチックトレーナーズ協会公認のアスレチックトレーナーで、13年間国内のプロバスケットボールチームでトレーナーとして活動した北川雄一さん(44)=田辺市本宮町=が企画した。教室には小学生9人が参加した。

 運動は、横になって腕を頭上へ伸ばして、左右に転がる「丸太転がり」や「ケンケンパ」など1人でできるものから、2人一組の「手押し相撲」や片足を上げての「足指じゃんけん」など、90分で20種以上。遊び感覚ででき、初めて会った子ども同士もすぐに打ち解けて楽しんだ。

 いずれも、体の使い方を学ぶのに重要な運動で、スポーツ選手が取り入れているものも多い。例えば「ゆりかご」は体操座りの姿勢であおむけに寝転がり、ゆりかごのように前後に体を揺らし、起き上がる。最初は両足で、慣れてきたら片足立ちにも挑戦した。体幹や腹筋が鍛えられるという。

 みなべ町南部小6年の室井良太君は「久しぶりに運動できてうれしかった。中学校ではバレーボール部に入りたい」、田辺東部小1年の岩本咲絢さんは「遊びみたいで楽しかった。また習いたい」と目を輝かせた。

 北川さんは「体にも頭にも刺激になって、運動能力向上につながるメニュー。休み中も体を動かし、元気になってほしい」、同店の坪井直子さんは「スポーツを楽しむきっかけになってくれればうれしい。今後も子ども向けの教室を開催したい」と話した。