和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月23日(土)

和歌山県庁にマスク4万枚 政府が発送、指定病院へ配布

各省庁から提供されたマスクを整理する県職員(16日、和歌山県庁で)
各省庁から提供されたマスクを整理する県職員(16日、和歌山県庁で)
 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、政府が全国に発送していたマスク250万枚のうち4万枚が16日、和歌山県庁に届いた。県内には一部、マスクが不足している医療機関があるといい、各保健所から感染症指定病院や帰国者・接触者外来を設置している医療機関などに配布する。

 全国の医療機関でのマスク不足に対応するため、各省庁の機関が備蓄しているマスクの一部が提供された。

 和歌山県庁では、配送業者のトラックが到着すると、県職員らがマスク入りの段ボール箱を庁舎内に運び込み、中身を確認しながら仕分けした。御坊保健所管内は4600枚、田辺保健所管内は5100枚、新宮保健所(串本支所含む)管内には2600枚が配布される。

 県福祉保健部の野尻孝子技監は「当県を含め医療従事者の感染も報道されており、医療を守るという意味で大変貴重なものを提供いただいた」と話した。