カヤックで海藻のヒロメ収穫 田辺市の内ノ浦湾で体験ツアー
シーカヤック事業を展開する和歌山県田辺市新庄町の「アースメイト」は、内ノ浦湾で養殖ヒロメの収穫を体験できるツアーを企画している。カヤックを通じて海上散歩を楽しみつつ、地域の特産を観光資源として生かそうという初めての試み。今後は、ヒロメの種苗生産の安定化も併せて図っていくという。
ヒロメはワカメの仲間で、「ヒトハメ」という呼び名でも知られる。シャキシャキとした食感が特徴で、鍋の食材としても人気がある。成長具合にもよるが、収穫時期は梅の花が咲く頃と重なる。
アースメイト代表の大島克也さん(47)は新庄漁協の准組合員。内ノ浦湾の一画でヒロメの養殖に取り組んでいる。東海大学でヒロメを研究し、養殖技術の向上を目的に自身で「ヒロメラボ」という事業所を昨年7月に設立した山西秀明さん(35)=田辺市神島台=が全面的に協力している。
養殖しているのは、鳥ノ巣半島(田辺市新庄町)周辺のヒロメから取った種を成長させたもの。昨年12月と今年1月、幼体を差し込んだり巻き付けたりしたロープ(約200メートル)を水深1~2メートルに沈めている。海に入れた時の幼体は1センチ弱だったが、1カ月余りで20センチほどになっているという。通常、出荷の目安は30センチ前後とされる。
大島さんは「カヤックとヒロメのどちらも楽しんでもらおうという企画。冬季の観光体験メニューにもなるし、いろんな可能性を秘めていると思う」と期待する。山西さんによると、ヒロメは「きれいで静かな海」で育つ。取り組みを通じ、種苗生産の安定化や生産量の増加を目指したいと話している。
ツアーは29日と3月1、7、8日の午前中に開く。参加費は一般5千円、小学生千円(保険代や各種レンタル料など含む)。カヤックをこぐのは片道約1キロで、収穫したヒロメは指定の袋に入れて持ち帰ることができる。参加者はロープをたぐり寄せ、はさみでヒロメの茎を切る。
ツアーに関する問い合わせは大島さん(090・3990・6226)へ。
ヒロメはワカメの仲間で、「ヒトハメ」という呼び名でも知られる。シャキシャキとした食感が特徴で、鍋の食材としても人気がある。成長具合にもよるが、収穫時期は梅の花が咲く頃と重なる。
アースメイト代表の大島克也さん(47)は新庄漁協の准組合員。内ノ浦湾の一画でヒロメの養殖に取り組んでいる。東海大学でヒロメを研究し、養殖技術の向上を目的に自身で「ヒロメラボ」という事業所を昨年7月に設立した山西秀明さん(35)=田辺市神島台=が全面的に協力している。
養殖しているのは、鳥ノ巣半島(田辺市新庄町)周辺のヒロメから取った種を成長させたもの。昨年12月と今年1月、幼体を差し込んだり巻き付けたりしたロープ(約200メートル)を水深1~2メートルに沈めている。海に入れた時の幼体は1センチ弱だったが、1カ月余りで20センチほどになっているという。通常、出荷の目安は30センチ前後とされる。
大島さんは「カヤックとヒロメのどちらも楽しんでもらおうという企画。冬季の観光体験メニューにもなるし、いろんな可能性を秘めていると思う」と期待する。山西さんによると、ヒロメは「きれいで静かな海」で育つ。取り組みを通じ、種苗生産の安定化や生産量の増加を目指したいと話している。
ツアーは29日と3月1、7、8日の午前中に開く。参加費は一般5千円、小学生千円(保険代や各種レンタル料など含む)。カヤックをこぐのは片道約1キロで、収穫したヒロメは指定の袋に入れて持ち帰ることができる。参加者はロープをたぐり寄せ、はさみでヒロメの茎を切る。
ツアーに関する問い合わせは大島さん(090・3990・6226)へ。