詰め将棋作品で谷川賞 田辺市の北畠さん
紀伊民報で毎週掲載している詰め将棋の出題者、北畠義治さん(82)=和歌山県田辺市下万呂=が、日本将棋連盟が発行している機関月刊誌「将棋世界」の詰め将棋コーナー(サロン)で、2019年の年間優秀作品賞「谷川賞」を受賞した。
将棋世界は、読者から寄せられた作品を選考し、毎月8題ずつ掲載。年間の優秀作品(6作品)を1~12月号の中(全96作品)から選考している。
北畠さんが投稿した作品は昨年7月号に掲載。13手詰めで8月号に回答が載った。玉を除き飛車、角、金、銀、桂馬、香車、歩の全種類の駒が使われた問題で、プロ棋士からは「盤上にすべての駒が一枚ずつ使用されている七色図式。きれいな手順に仕上がっている」と評価された。
優秀作品は谷川浩司九段、浦野真彦八段、及川拓馬六段が選考。北畠さんは、谷川九段が決める「谷川賞」を受賞。谷川九段は「何歳になっても詰め将棋は作れるのだと示してくれた」とコメントしている。
北畠さんは上南部中学校(みなべ町)時代に将棋を覚え、田辺市内の洋服店に勤務しながら、趣味で将棋の腕を磨いた。県内の各大会で活躍した。
40年ほど前から詰め将棋の創作もし、2005年11月から本紙の「民報詰め将棋」でこれまで600作品近く出題している。「普段の実戦からアレンジして詰め将棋の問題を考えるのが楽しい。光速の寄せで知られる谷川先生から評価されたことは光栄」と話している。
一方、「民報詰め将棋」のもう一人の出題者、谷本幸一さん(64)=みなべ町北道=は、16年の「将棋世界」詰め将棋サロンの年間優秀作品選考で新人賞を受賞した。
将棋世界は、読者から寄せられた作品を選考し、毎月8題ずつ掲載。年間の優秀作品(6作品)を1~12月号の中(全96作品)から選考している。
北畠さんが投稿した作品は昨年7月号に掲載。13手詰めで8月号に回答が載った。玉を除き飛車、角、金、銀、桂馬、香車、歩の全種類の駒が使われた問題で、プロ棋士からは「盤上にすべての駒が一枚ずつ使用されている七色図式。きれいな手順に仕上がっている」と評価された。
優秀作品は谷川浩司九段、浦野真彦八段、及川拓馬六段が選考。北畠さんは、谷川九段が決める「谷川賞」を受賞。谷川九段は「何歳になっても詰め将棋は作れるのだと示してくれた」とコメントしている。
北畠さんは上南部中学校(みなべ町)時代に将棋を覚え、田辺市内の洋服店に勤務しながら、趣味で将棋の腕を磨いた。県内の各大会で活躍した。
40年ほど前から詰め将棋の創作もし、2005年11月から本紙の「民報詰め将棋」でこれまで600作品近く出題している。「普段の実戦からアレンジして詰め将棋の問題を考えるのが楽しい。光速の寄せで知られる谷川先生から評価されたことは光栄」と話している。
一方、「民報詰め将棋」のもう一人の出題者、谷本幸一さん(64)=みなべ町北道=は、16年の「将棋世界」詰め将棋サロンの年間優秀作品選考で新人賞を受賞した。