和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年03月30日(日)

【動画】梅と列車の共演 和歌山県みなべ

梅の花と共演する「パンダくろしお」(25日、和歌山県みなべ町山内で)
梅の花と共演する「パンダくろしお」(25日、和歌山県みなべ町山内で)
 運行開始から3月1日で60周年を迎えるJR西日本の特急列車「くろしお」が、日本一の梅産地和歌山県みなべ町で、見頃を迎えた白い花と共演している。

 共演が見られるのは、国道42号から千里の浜方面へ600メートルほど進んだ道沿い。西側に向かって梅畑が開けており、海に向かうように伸びた線路を眼下に望むことができる。

 25日現在、周辺の梅畑は六分咲きほどが多いが、満開に近い木もある。車体前頭部がパンダの顔に見えるようにデザインした「パンダくろしお」、民間小型ロケット発射場「スペースポート紀伊」(串本町)の公式エンブレムなどをあしらった「ロケットカイロス号」といった特急くろしおが通過し、写真愛好者らを楽しませている。

 紀の川市から訪れた会社員、田中良弘さん(46)は「季節の風物詩だと思い、毎年訪れている。パンダくろしおと梅の花を一緒に撮ることができて良かった」と笑顔を見せた。