バイオマス発電所が破産 3社で負債72億円、和歌山の新宮フォレストエナジー
木質バイオマス発電事業を展開する和歌山県新宮市佐野の新宮フォレストエナジー合同会社と、関連の新宮グリーンエナジー合同会社、新宮ウッドチップファクトリー合同会社の3社が、和歌山地裁から破産手続き開始の決定を受けた。負債は3社合計で約72億4千万円。
東京商工リサーチ和歌山支店によると、1月23日に破産手続き開始の決定を受けており、債権者はフォレストエナジーが56人、グリーンエナジーが6人、ウッドチップファクトリーが5人。
2017年4月に、バイオマス発電所の開発を手がけるフォレストエナジー(東京都品川区)など複数の事業会社の共同出資で設立された。紀南地方で産出される間伐材や低質材などをウッドチップに加工して、熱源に利用する木質バイオマス発電事業のための施設を整備し、21年から本格稼働。地域循環型エネルギーシステムの構築を進めていた。
しかし22年3月期で年商は1億6127万円にとどまり、それ以降も売り上げが伸び悩んだ。木材の切り出しや搬出のためのコストが上昇したのに加え、円安や燃料コストの上昇もあり、赤字計上が常態化していた。さらに24年秋に発電プラントの不具合が発生し、事業継続を断念した。
東京商工リサーチ和歌山支店によると、1月23日に破産手続き開始の決定を受けており、債権者はフォレストエナジーが56人、グリーンエナジーが6人、ウッドチップファクトリーが5人。
2017年4月に、バイオマス発電所の開発を手がけるフォレストエナジー(東京都品川区)など複数の事業会社の共同出資で設立された。紀南地方で産出される間伐材や低質材などをウッドチップに加工して、熱源に利用する木質バイオマス発電事業のための施設を整備し、21年から本格稼働。地域循環型エネルギーシステムの構築を進めていた。
しかし22年3月期で年商は1億6127万円にとどまり、それ以降も売り上げが伸び悩んだ。木材の切り出しや搬出のためのコストが上昇したのに加え、円安や燃料コストの上昇もあり、赤字計上が常態化していた。さらに24年秋に発電プラントの不具合が発生し、事業継続を断念した。