和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月23日(月)

早春に4290人駆ける 上富田町で口熊野マラソン

一斉にスタートするフルマラソンの参加者(2日、和歌山県上富田町朝来で)
一斉にスタートするフルマラソンの参加者(2日、和歌山県上富田町朝来で)
 第25回紀州口熊野マラソン(実行委員会主催)が1、2日、和歌山県上富田町朝来の町役場近くを発着点に開かれた。沿道の声援を受けながら、4290人が早春の口熊野を駆け抜けた。

 国内は北海道から沖縄まで47都道府県から、海外は米国や韓国などから13~82歳のランナーがエントリー。2日は、フルマラソンに2106人、ハーフに1741人が出場した。1日は小学1~3年生の2キロの部に194人、小学4~6年生の3キロの部に249人が参加した。

 フル男子の部で、河野孝志さん(埼玉県入間市)が2時間17分53秒の大会新記録で総合優勝した。同女子の部では鹿谷千恵さん(滋賀県彦根市)が3時間9分37秒で総合優勝した。

 ハーフは、男子の部で田辺工業高校3年の井澗翔太君が1時間10分36秒、女子の部で櫻井優さん(大阪府豊中市)が1時間21分30秒でそれぞれ総合優勝した。

 沿道では、地元住民や関係者らが「頑張れ」「ファイト」と応援。地元の町内会や中高生ら多くのボランティアが運営に協力した。

 ゴール周辺には飲食ブースや舞台が設けられた。たこ焼きやラーメン、焼きそばなどの出店が並び、多くの人でにぎわった。舞台では、ダンスやバンド演奏、マーチングバンドなどが披露された。

 奈良県斑鳩町からハーフに出場した最首一男さん(72)は「出場は6回目。川沿いのコースは景色が良くて、走っていて気持ちいい。沿道の声援もうれしかった。また参加したい」と話した。