ロケットで寄付急増 過去最高9億円超、和歌山県串本町へのふるさと納税
和歌山県串本町への本年度のふるさと納税の寄付額が昨年末時点で9億570万円(3万9483件)となった。過去最高だった昨年度の5億3420万円を大幅に上回り、町は、昨年12月に同町から打ち上げられた民間小型ロケット「カイロス」が大きく影響しているとみている。
町によると、同町への寄付額は2021年度が2億420万円、22年度が3億8260万円と年々増加している。本年度は全国的な傾向として、米不足の影響で米を返礼品とする自治体への寄付や、能登半島地震で被災した自治体を応援する動きがあり、予測が難しい状況だったという。そんな中、駆け込み申請の時期にあたる12月に5億7640万円(2万4568件)の寄付があり、過去最高を更新した。
寄付金の使い道は、観光振興や自然保護▽国際交流▽教育・文化・スポーツ振興▽防災や災害対策▽医療・福祉の充実▽地域産業の振興▽町長が推進する事業―の7項目。返礼品は本マグロが人気で、全体の7割を占めている。リピーターが多く、サイト上での評判の良さを見て新規で注文する人もいるという。
田嶋勝正町長は「ここまでの金額は予想だにしていなかった。カイロスに注目して応援してあげようという思いで全国からふるさと納税をしてくれている。地域の教育や観光、医療・福祉につなげたい。年間20本、30本打ち上がるロケットが町の広告塔になる。経済効果は大きく、これからもふるさと納税が増えていくと思う」と話した。
町によると、同町への寄付額は2021年度が2億420万円、22年度が3億8260万円と年々増加している。本年度は全国的な傾向として、米不足の影響で米を返礼品とする自治体への寄付や、能登半島地震で被災した自治体を応援する動きがあり、予測が難しい状況だったという。そんな中、駆け込み申請の時期にあたる12月に5億7640万円(2万4568件)の寄付があり、過去最高を更新した。
寄付金の使い道は、観光振興や自然保護▽国際交流▽教育・文化・スポーツ振興▽防災や災害対策▽医療・福祉の充実▽地域産業の振興▽町長が推進する事業―の7項目。返礼品は本マグロが人気で、全体の7割を占めている。リピーターが多く、サイト上での評判の良さを見て新規で注文する人もいるという。
田嶋勝正町長は「ここまでの金額は予想だにしていなかった。カイロスに注目して応援してあげようという思いで全国からふるさと納税をしてくれている。地域の教育や観光、医療・福祉につなげたい。年間20本、30本打ち上がるロケットが町の広告塔になる。経済効果は大きく、これからもふるさと納税が増えていくと思う」と話した。