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2024年12月18日(水)

日本を支える“モノづくりの先進都市”東大阪に新たな物流拠点「ロジス大阪」を2025年1月より本格稼働

最先端システムで庫内物流を自動化し当社初の共同輸配送などで「2024年問題」に対応

2024 年12 月18 日
株式会社山善

 

日本を支える“モノづくりの先進都市”東大阪に新たな物流拠点 「ロジス大阪」を2025年1月より本格稼働 最先端システムで庫内物流を自動化し 当社初の共同輸配送などで「2024年問題」に対応

 

 ものづくり商社のリーディングカンパニーである株式会社山善(本社:大阪市西区、代表取締役社長:岸田貢司 以下、当社)は、西日本のものづくり産業を支える最重要物流拠点「ロジス大阪」を2025年1月6日より本格稼働いたします。(現:新ロジス大阪を改称)

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412171863-O2-wbj9f8ac

 

 現在、物流業界は深刻な課題に直面しています。いわゆる「2024年問題」と呼ばれる、トラックドライバーの労働時間制限による輸送能力の低下、資源燃料高騰による物流コストの不安定化、さらにカーボンニュートラルに向けた環境負荷の軽減など、多義にわたる課題が顕在化しています。

 

 これらに対応するため商社である当社は、持続可能な調達と供給の実現を目指し、物流戦略を強化してまいりました。

 

 その一環として、従来の「ロジス大阪」(大東市)を「ロジス大東」に改称し、新たに西日本の最重要物流拠点として「ロジス大阪」(東大阪市)を2025年1月より本格稼働いたします。

 

 「ロジス大阪」では、物流の効率化と省人化を実現するため、最新の物流システムを導入しました。まず庫内物流の自動化を推進するために、自動倉庫やプロジェクションマッピング、AMR(自律走行搬送ロボット)などの従業員の成熟度を問わない最先端のシステムを導入しています。これにより、商品の保管から出荷までの一連のプロセスが効率化され、少ない人員でも作業が可能となるとともに、作業スピードと品質の向上を図っています。

 

 また、業界の慣習である“五月雨受注”に対し、当社が創立以来70年以上続けている納品先ごとに商品をまとめる「おまとめ配送」を業界に先駆けて自動化し、ロジス大東(大東市)と比べ「おまとめ配送」作業に係る労力が約5分の1となり業務効率を大幅に改善しました。

 

 さらに東大阪という全国でもトップクラスの中小工場(町工場)が集積する立地を活かし、自社のトラックで業界他社の荷物も一緒に運ぶことで、業界全体の輸送コストとCO2の削減を両立する「共同輸配送」を当社として初めて実施していきます。

 

 加えて受注時間を拡大し、配送効率が高い夜間から早朝にかけて配送する「早朝配達サービス」を関西圏でも展開します。

 

<「ロジス大阪」のマテハン機器※>

「おまとめ配送」作業を自動化する「おまとめ配送用シャトル自動倉庫」

 物流システム・マテハン機器の世界トップメーカー株式会社ダイフクのケース立体自動倉庫を採用。販売店ごとに注文された商品をまとめる「おまとめ配送」作業のシャトル自動倉庫として運用しています。それにより五月雨式に受けた発注も、販売店ごとに「おまとめ」します。出荷スペースを出た青のコンテナ内の商品を、シャトルから自動で運ばれてくる販売店ごとに分かれた緑のコンテナに入れ替えます。自動でシャトルから運ばれてくるため、人為ミスを防ぎ作業の効率化を実現します。

(株)ダイフクWEBサイト: https://www.daifuku.com/jp/

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412171863-O3-TQgz7Q5t

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412171863-O4-J9KCoorA

 

作業間における運搬を行う「地点間搬送機器」

 次世代の自動搬送システムを開発する株式会社LexxPlussの「Lexx500」を採用。AGV(無人搬送車)と、AMR(自律走行搬送ロボット)の双方の特長を併せ持ち、AMR機能を活用して倉庫内の地点間搬送を行います。ロジス大阪は庫内の横幅が約180mあり、地点間搬送に用いることで省人化を実現します。

(株)LexxPluss WEBサイト:https://lexxpluss.com/jp/

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412171863-O11-712u40St

 

作業スピードの向上とヒューマンエラーのない「在庫用シャトル自動倉庫」

 株式会社ダイフクのケース立体自動倉庫を商品の入出庫に使用。コンテナを商品サイズに合わせて仕切り、約2万アイテムの格納が可能です。ネジやドリルなど様々な商品が多いなか、自動で格納するコンテナが作業台に届くと、作業台上部に設置されたプロジェクターが光と音でコンテナ内の商品格納場所をお知らせする「プロジェクションマッピングシステム」により、スピーディーかつヒューマンエラーのない作業を可能にします。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412171863-O6-wg7SPatt

 

※マテハン機器とは、物流や製造の現場で、原材料や仕掛品、完成品などの「モノ」の移動や取り扱いを効率化するために用いられる機械や設備の総称です。マテリアルハンドリング(material handling)の略

 

<梱包機器>

段ボールケース自動製造システム

 包装・梱包改善、物流ソリューション、コンシューマー事業などを提供する株式会社TANAXのJust fit BOXを採用。三角コーンなどの異形商品、規格外サイズの梱包における作業時間を短縮。計測器でサイズを計測し、商品サイズに合う段ボールが製造できます。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412171863-O12-u81dir4f

 

 

<業界他社の荷物も運ぶ「共同輸配送」>

共同輸配送フロー図

 業界他社の荷物は、山善と同じ納品先(販売店)の場合も多く、そのような同じ販売店を持つ企業への「共同輸配送」の実施を計画しています。

 自社便であれば積載率の向上、路線便であれば同梱による梱包数の削減につながり、業界全体での輸送コスト、運送におけるCO2排出量を削減します。

 

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施設概要

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412171863-O13-2ha36f6O

 

 

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M108136/202412171863/_prw_OT1fl_Y8L06KUj.png

 

株式会社山善について

 山善は工作機械、産業機器、機械工具など世界のものづくりを支える「生産財」、住宅設備機器、家庭機器など豊かなくらしを提供する「消費財」を幅広く取り扱う専門商社として、既存の枠にとらわれることなく、グローバルに新たな価値を創造しています。

 

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M108136/202412171863/_prw_OT2fl_8da2x16o.png

 

ヤマゼンロジスティクス株式会社について https://yamazen-logistics.co.jp/

 ヤマゼンロジスティクスは、商品特性に合わせた物流システムを構築し、高度な情報機能と全国的なネットワークにより物流展開をしています。物流戦略におけるノウハウを活かし、様々なニーズに応じた物流体制で「常にお役に立てるロジスティクスベストパートナー」を目指しています。

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M108136/202412171863/_prw_OT3fl_3pP0o7Qx.png

 

※ ニュースリリースの内容は発表時のものです。閲覧いただいている時点では内容が異なっている場合がありますのでご了承ください。

 



プレスリリース詳細へ https://kyodonewsprwire.jp/release/202412171863
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