和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月22日(日)

ラグビー元代表が田辺で交流

児童と交流する谷田部洸太郎さん(中央)=和歌山県田辺市上の山2丁目で
児童と交流する谷田部洸太郎さん(中央)=和歌山県田辺市上の山2丁目で
 ラグビー元日本代表の谷田部洸太郎さん(38)がこのほど、田辺第三小学校(和歌山県田辺市上の山2丁目)を訪れ、4年生と交流した。児童は、夢や目標に向かって挑戦することの大切さを聞き、動きながらラグビーボールをパスする体験もした。


 4年生学級を担当している小出兼司教諭(38)と大学の同級生だった縁で来訪が実現した。

 「魅力的な人になる」というテーマで話した谷田部さんは、ラグビーで重視されている品位、情熱、結束、規律、尊重という価値観を示して「これらを意識しなくてもできる人が魅力的な人だと思う」と説明。児童に夢や目標を聞いた上で「何事にもチャレンジし続けてほしい」と呼びかけた。

 谷田部さんの「特別授業」を終え、尾﨑あかりさんは「話を聞いて、まずはしっかり勉強を頑張ろうと思った」、那須光さんは「ラグビーボールは初めて触ったけど、思っていたより硬かった」と話した。

 谷田部さんは群馬県出身。高校入学後にラグビーを始め、大学卒業後に三洋電機ワイルドナイツ(現在の埼玉パナソニックワイルドナイツ)に入団。現在は同クラブのジュニアユースのコーチを務めるほか、群馬県の社会人チームで選手としても活動している。