和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月23日(月)

【動画】サンタが水槽掃除 星テーマにした展示も、和歌山県串本町の海中公園

水槽を掃除しながら来館者と交流するサンタクロース姿の飼育員(8日、和歌山県串本町有田で)
水槽を掃除しながら来館者と交流するサンタクロース姿の飼育員(8日、和歌山県串本町有田で)
星をテーマにした生き物が展示されている「クリスマス水槽」
星をテーマにした生き物が展示されている「クリスマス水槽」
 和歌山県串本町有田の串本海中公園センター水族館は8日、サンタクロース姿の飼育員が大水槽で掃除をする催しを始めた。訪れた子どもたちはサンタに驚きながらも、水槽越しにハイタッチしたり、写真を撮ったりして楽しんだ。館内では「クリスマス水槽」と題し、星をテーマにした展示も実施しており、生き物と一緒にクリスマスのムードを高めている。

 サンタが水槽を掃除したのは、水族館に入ってすぐの串本の海を再現した大水槽。深さ約3メートルで、ナンヨウツバメウオやサンゴなどを展示している。普段から飼育員が掃除をしており、この時季だけサンタ姿で来館者を楽しませている。

 午前11時、サンタ姿の飼育員ははしごを下ろして登場。30分かけてガラスについた藻などを落とした。来館者とも手を振るなどして交流した。

 子どもたちは「びっくりした」「楽しかった」「すごいと思った」などと話していた。

 サンタによる掃除は15、22日にもあり、時間は午前11時から30分間。また、館内の水中トンネル水槽では25日午前11時から、サンタとトナカイが水槽掃除をするという。

 飼育員の中村公一さん(42)は「小さなお子さん、家族連れのお客さんが増えてきたので、喜んでいただけたらと思い実施している。声をかけてくれたり、手を振ってくれたりしてサンタも喜んでいると思う」と語った。

 大水槽の近くにある「トピックス水槽」では、星をテーマにした生き物の展示を始めている。25日まで。

 水槽には名前に星が付く、ホシゴンベやクロホシイシモチ、ミツボシクロスズメダイ、星を連想させる鮮やかな黄色のネッタイスズメダイなど9種48匹を展示。サンゴで作ったツリーやリース、トナカイを飾った。14日に同町で打ち上げられる民間ロケット「カイロス」の模型も水槽内に展示している。