和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月27日(水)

オリジナルのドレッシング販売 村の爺婆の店、龍神村

発売した3種類のドレッシング(和歌山県田辺市龍神村柳瀬で)
発売した3種類のドレッシング(和歌山県田辺市龍神村柳瀬で)
 和歌山県田辺市龍神村柳瀬の国道425号沿いにある産品直売所「村の爺婆(じじばば)の店 まあはいらんせ」は、龍神村産の梅をメインに使ったドレッシング3種を開発し、販売を始めた。

 商品名は「達爺の梅ドレッシング」「ちーちゃんの梅ドレッシング」「良ちゃんの梅マヨドレッシング」。それぞれ考案者の名前にちなんでネーミングした。

 「達爺―」は辻達行さん(77)が考案。シソで漬けた自家製の梅干しをペースト状にし、砂糖、塩、みりん、酢を加えている。シソの漬け汁を足して風味を強調。鮮やかな赤色が特徴で、白飯に混ぜ込んでおにぎりにしたり、鍋物のつけ汁にしたりするのを勧めている。

 「ちーちゃん―」は五味千恵さん(54)が考案。塩漬けした梅を甘露煮にし、さらにみりん、酢を加えて炊いた。塩漬けから手作りしており、手間をかけた一品。酸味はまろやかで、焼き魚にかけるとおいしいほか焼き肉のたれとしても向いている。

 「良ちゃん―」は清水良太さん(32)が考案。マヨネーズが好きな清水さんが、辻さんの商品をベースに、マヨネーズを加えた。お好み焼きなどにマヨネーズの代わりとして使える。

 同店では、一番人気の里芋コロッケをはじめとした総菜が充実している。オムソバやバーガー類の他、ランチもあるため、ドレッシングを利用したメニューを加えていきたいという。

 梅は地元農家から仕入れており〝売り〟にしたいという。辻さんは「野菜のドレッシングとしてだけでなく、調味料として活用してもらえると思う。龍神村ならではの商品として、観光客には手土産としても使ってもらいたい」と話している。

 いずれも115ミリリットル入り、300円(税込み)。同店の営業は金~日曜と祝日の午前9時~午後4時。