MEGUMI「基本、叩かれる」自分が「一生忘れない」こと 子育て・いじめに触れ「一番大きな強さ」語る
タレント・俳優のMEGUMIが11月30日、都内で行われた、映画『ホワイトバード はじまりのワンダー』公開(12月6日)を記念した『ワンダー 君は太陽』再上映(11月29日~12月5日、東京・TOHOシネマズ シャンテ)記念トークショーに参加し、母の視点から同作を語った。
【全身ショット】美容アワード多数受賞、15歳の息子を育てるママ・MEGUMI
2018年日本公開の『ワンダー 君は太陽』は、難病のために特別な顔を持って生まれた10歳の少年オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)をめぐるヒューマンドラマ。人とは違う個性を持つオギーと、取りまく人を多角的に描き、子育て中のママたちの感動を誘った。
新作『ホワイトバード はじまりのワンダー』は、『ワンダー』でいじめっ子だった少年ジュリアン(ブライス・ガイザー)と、ジュリアンのおばあちゃん・サラ(ヘレン・ミレン)が主人公。学校を退学となった自覚のない孫の行く先を心配したサラが、ジュリアンを希望に満ちた未来へ導くために、自ら封印していた“衝撃の過去”を告白する。
トークショーで、MEGUMIは『ワンダー』を振り返った。「周りの友だちが『泣いた!とにかく観て!』と勧めてくれて、私も当時、小学6年生の息子を持つ母として、それなりに子育てに悩んでもいたし、赤ちゃんの頃とは育て方を少し変えなくてはいけないフェーズでした。彼の人間関係が見えたり、見えなかったりするという恐怖心も少しありました。映画を観て、この家族のように彼を信頼して、母として社会に出すというのが、子育ての一番の大きな目的なんだと気づかされました。いま、(息子は)15歳になって、また難しい時期になっちゃったので(苦笑)、(今回のトークのために)もう1回観て、また母として感じ方が変わったのもありましたし、人としていまは40代になって、前回とはまた違った感覚を持っているところもありました。『あぁ、やっぱり強い人って優しいよね』と思ったり、自分もいまは現場で(年齢が)一番上だったりもするので、正しいことを言うだけではなく優しさに包んで、相手を見てきちんと伝えるということが、一番大きな強さなんだなということを感じました」と感慨深げ。
当時、オギーと同じ年頃の息子を育てていた身として、母・イザベル(ジュリア・ロバーツ)について「あんなふうにはいられなかった…(苦笑)」と告白。「パパ(オーウェン・ウィルソン)もそうだけど、素晴らしい“セコンド”という感じがしませんか? 『君は素晴らしい!』、『君は強い!』、『君は太陽!』、『君は最高!』と彼を肯定する言葉を常に言うし、お父さんのユーモアのある接し方も、なかなかできないですよ。もし、子どもがいじめられたり、病気だったりしたら、自分も(気持ちが)落ちちゃうと思うんです。それをグッと抑えて『あんたは最高なんだから、行ってきなさい!』と。でも、オギーが背中を見せた瞬間には母としてあの表情…うまいよねぇ! と思いながら観ていました」と続けた。
劇中の「正しいことよりも親切なことを選ぶ」という言葉、そして、それに続く「相手をよく見ろ」というセリフが「グッときました」という。一方、激しいいじめの描写もあった。MEGUMIは、いじめに対する向き合い方について「いまは、時代が複雑化していますけど、いじめている方も、魂のさけびというか、何かしらの“傷”があるから他者に刃を向けるんじゃないかと、今は感じます。その強さをいじめられている方に持てというのは難しいですが、いまは『向こうには向こうの事情があるよね…』と思うようにしていて、大人の社会でも『私はこれが正しいと思う』と言いがちですけど、そうではなく、相手の正しいところも自分に取り入れていけばいいかもしれないし、自分が決して正しいわけでも、年下の子が正しくないわけでも、年上の人が絶対に正しいわけでもない。『この人にも事情があって、自分も正しくないかもしれない』というニュートラルな視点を持てばいいなと思っていて、その視点を得られてからは、あまり腹も立たなくなりました。ただ、子どもたちはまだまだそれがわからない。(いじめっ子の)ジュリアンの母親の(息子をかばう)気持ちもぶっちゃけ、わかるところもあるんだけど、ああいう経験を通して、彼にもう二度といじめをさせないようにしないといけないというのが親としての一番の目的なので、お母さんも感情をコントロールして、ちゃんと子どもに認めさせて、謝らせて『次に行きなさい』という目線、そのニュートラルさは両親には必要だと思います」と語った。
相手を“論破”することを良しとする風潮もあるが、MEGUMIは「論破で何かを表現するスターもいっぱいいて、子どもたちはそれをうのみにして、達観してるところがあるけど、それはとても危険だと思います。オギーはきちんと社会に出て、傷ついて、耐えて、でも優しさを持って相手に示すという体験をしているのが素晴らしいし、いまの子どもたちは体験が減っているので、そこが心配だし、改めてうちの息子にも体験させなきゃと思いました」とうなずく。
『ワンダー』の原作者が、いじめっ子・ジュリアンに焦点を当てて描いたアナザーストーリーを映画化したのが『ホワイトバード』。MEGUMIは、映画の中でジュリアンにあやまちを気づかせるのが、おばあちゃんであることに触れ「親の言うことって素直に聞けなかったりするし、親って感情的になったり、過去を含めて息子のことを全部わかっているからこそ、伝えきれないところがある。そこで少し距離があって、愛もあって、ジュリアンのことをちゃんと知っている彼女だからこそ言えた。この距離感も素敵だし、本当にストーリーが壮大で、こうやってこういう伝え方でいじめを止めるって新しいアプローチだなと思いました」と絶賛。
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「優しくいるのが、人として一番強い」…『ワンダー』に続く『ホワイトバード』
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さらに「究極の時、人が人に刃を向けたくなるような瞬間、弱くなったりする時に、優しくいるということが、こんなに人を変え、人を照らすことなんだと改めて感じたし、『こういなくちゃいけない』と強く、強く浴びた感じがしました。本当に素晴らしい脚本で、メチャメチャ泣けます。人生では、自分が良いと思っている人に理不尽なことをされる瞬間もあるし、逆に少し苦手だと思っていた人が、ひょんなことで自分に何かを与えてくれたりすることもある。そういうところを素敵に描いていて、人生の指針になる作品です」と強調。『ワンダー』を観た上で、この『ホワイトバード』を観ることで「“優しくいるのが、人として一番強い”という言葉が、もう2段階くらい、深く刺さってきます!」と呼びかけた。
また、MEGUMI自身、これまでに出会いによって救われた経験を聞かれ、「私は、ないものを立ち上げることが好きで、グラビアやタレントをやった後に『私は女優になる!』と女優になったり、『プロデューサーをやる』とか『お店をつくる!』とかないものを作る、ゼロから1を作るタイプなんですけど、そういう人って基本、叩かれるんですよ(苦笑)。自分の声が届かない瞬間が、立ち上げの時ってあるんですけど、そんなふうにみんなに否定されている時に『メチャクチャいいじゃん!』、『面白そうじゃん!』と言ってくれる人も必ず1人くらいいるんです。そういう人の言葉のみでその瞬間、やれたりするんです。日本って、新しいものを否定する、“新しいこと=悪”みたいな部分があって、立ち上げる人間としてはちょっとしんどいんですよね。その瞬間に賛同してくれたことは一生忘れないし、手を差し伸べてくれた人には『何かあったら絶対に助ける』と思っているし、自分は立ち上げる人を見たら、必ずサポートすると決めています」と明かした。
【写真】胸元チラリ!デコルテ輝く黒ドレスで登場したMEGUMI
【写真あり】「痩せましたね」“超ミニ”美脚全開ショット公開のMEGUMI ※記事下段
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【写真】“美背中ざっくり”の大胆カットも公開したMEGUMI
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【全身ショット】美容アワード多数受賞、15歳の息子を育てるママ・MEGUMI
2018年日本公開の『ワンダー 君は太陽』は、難病のために特別な顔を持って生まれた10歳の少年オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)をめぐるヒューマンドラマ。人とは違う個性を持つオギーと、取りまく人を多角的に描き、子育て中のママたちの感動を誘った。
新作『ホワイトバード はじまりのワンダー』は、『ワンダー』でいじめっ子だった少年ジュリアン(ブライス・ガイザー)と、ジュリアンのおばあちゃん・サラ(ヘレン・ミレン)が主人公。学校を退学となった自覚のない孫の行く先を心配したサラが、ジュリアンを希望に満ちた未来へ導くために、自ら封印していた“衝撃の過去”を告白する。
トークショーで、MEGUMIは『ワンダー』を振り返った。「周りの友だちが『泣いた!とにかく観て!』と勧めてくれて、私も当時、小学6年生の息子を持つ母として、それなりに子育てに悩んでもいたし、赤ちゃんの頃とは育て方を少し変えなくてはいけないフェーズでした。彼の人間関係が見えたり、見えなかったりするという恐怖心も少しありました。映画を観て、この家族のように彼を信頼して、母として社会に出すというのが、子育ての一番の大きな目的なんだと気づかされました。いま、(息子は)15歳になって、また難しい時期になっちゃったので(苦笑)、(今回のトークのために)もう1回観て、また母として感じ方が変わったのもありましたし、人としていまは40代になって、前回とはまた違った感覚を持っているところもありました。『あぁ、やっぱり強い人って優しいよね』と思ったり、自分もいまは現場で(年齢が)一番上だったりもするので、正しいことを言うだけではなく優しさに包んで、相手を見てきちんと伝えるということが、一番大きな強さなんだなということを感じました」と感慨深げ。
当時、オギーと同じ年頃の息子を育てていた身として、母・イザベル(ジュリア・ロバーツ)について「あんなふうにはいられなかった…(苦笑)」と告白。「パパ(オーウェン・ウィルソン)もそうだけど、素晴らしい“セコンド”という感じがしませんか? 『君は素晴らしい!』、『君は強い!』、『君は太陽!』、『君は最高!』と彼を肯定する言葉を常に言うし、お父さんのユーモアのある接し方も、なかなかできないですよ。もし、子どもがいじめられたり、病気だったりしたら、自分も(気持ちが)落ちちゃうと思うんです。それをグッと抑えて『あんたは最高なんだから、行ってきなさい!』と。でも、オギーが背中を見せた瞬間には母としてあの表情…うまいよねぇ! と思いながら観ていました」と続けた。
劇中の「正しいことよりも親切なことを選ぶ」という言葉、そして、それに続く「相手をよく見ろ」というセリフが「グッときました」という。一方、激しいいじめの描写もあった。MEGUMIは、いじめに対する向き合い方について「いまは、時代が複雑化していますけど、いじめている方も、魂のさけびというか、何かしらの“傷”があるから他者に刃を向けるんじゃないかと、今は感じます。その強さをいじめられている方に持てというのは難しいですが、いまは『向こうには向こうの事情があるよね…』と思うようにしていて、大人の社会でも『私はこれが正しいと思う』と言いがちですけど、そうではなく、相手の正しいところも自分に取り入れていけばいいかもしれないし、自分が決して正しいわけでも、年下の子が正しくないわけでも、年上の人が絶対に正しいわけでもない。『この人にも事情があって、自分も正しくないかもしれない』というニュートラルな視点を持てばいいなと思っていて、その視点を得られてからは、あまり腹も立たなくなりました。ただ、子どもたちはまだまだそれがわからない。(いじめっ子の)ジュリアンの母親の(息子をかばう)気持ちもぶっちゃけ、わかるところもあるんだけど、ああいう経験を通して、彼にもう二度といじめをさせないようにしないといけないというのが親としての一番の目的なので、お母さんも感情をコントロールして、ちゃんと子どもに認めさせて、謝らせて『次に行きなさい』という目線、そのニュートラルさは両親には必要だと思います」と語った。
相手を“論破”することを良しとする風潮もあるが、MEGUMIは「論破で何かを表現するスターもいっぱいいて、子どもたちはそれをうのみにして、達観してるところがあるけど、それはとても危険だと思います。オギーはきちんと社会に出て、傷ついて、耐えて、でも優しさを持って相手に示すという体験をしているのが素晴らしいし、いまの子どもたちは体験が減っているので、そこが心配だし、改めてうちの息子にも体験させなきゃと思いました」とうなずく。
『ワンダー』の原作者が、いじめっ子・ジュリアンに焦点を当てて描いたアナザーストーリーを映画化したのが『ホワイトバード』。MEGUMIは、映画の中でジュリアンにあやまちを気づかせるのが、おばあちゃんであることに触れ「親の言うことって素直に聞けなかったりするし、親って感情的になったり、過去を含めて息子のことを全部わかっているからこそ、伝えきれないところがある。そこで少し距離があって、愛もあって、ジュリアンのことをちゃんと知っている彼女だからこそ言えた。この距離感も素敵だし、本当にストーリーが壮大で、こうやってこういう伝え方でいじめを止めるって新しいアプローチだなと思いました」と絶賛。
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「優しくいるのが、人として一番強い」…『ワンダー』に続く『ホワイトバード』
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さらに「究極の時、人が人に刃を向けたくなるような瞬間、弱くなったりする時に、優しくいるということが、こんなに人を変え、人を照らすことなんだと改めて感じたし、『こういなくちゃいけない』と強く、強く浴びた感じがしました。本当に素晴らしい脚本で、メチャメチャ泣けます。人生では、自分が良いと思っている人に理不尽なことをされる瞬間もあるし、逆に少し苦手だと思っていた人が、ひょんなことで自分に何かを与えてくれたりすることもある。そういうところを素敵に描いていて、人生の指針になる作品です」と強調。『ワンダー』を観た上で、この『ホワイトバード』を観ることで「“優しくいるのが、人として一番強い”という言葉が、もう2段階くらい、深く刺さってきます!」と呼びかけた。
また、MEGUMI自身、これまでに出会いによって救われた経験を聞かれ、「私は、ないものを立ち上げることが好きで、グラビアやタレントをやった後に『私は女優になる!』と女優になったり、『プロデューサーをやる』とか『お店をつくる!』とかないものを作る、ゼロから1を作るタイプなんですけど、そういう人って基本、叩かれるんですよ(苦笑)。自分の声が届かない瞬間が、立ち上げの時ってあるんですけど、そんなふうにみんなに否定されている時に『メチャクチャいいじゃん!』、『面白そうじゃん!』と言ってくれる人も必ず1人くらいいるんです。そういう人の言葉のみでその瞬間、やれたりするんです。日本って、新しいものを否定する、“新しいこと=悪”みたいな部分があって、立ち上げる人間としてはちょっとしんどいんですよね。その瞬間に賛同してくれたことは一生忘れないし、手を差し伸べてくれた人には『何かあったら絶対に助ける』と思っているし、自分は立ち上げる人を見たら、必ずサポートすると決めています」と明かした。
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