和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月22日(金)

【動画】霧氷の花咲く 「紀州の屋根」に冬、和歌山県田辺市龍神村

和歌山県内最高峰の龍神岳近くで霧氷に覆われた木々(19日午前8時過ぎ、和歌山県田辺市龍神村で)
和歌山県内最高峰の龍神岳近くで霧氷に覆われた木々(19日午前8時過ぎ、和歌山県田辺市龍神村で)
 「紀州の屋根」に冬が到来した。和歌山県内各地で今季一番の冷え込みとなった19日朝、田辺市龍神村龍神にある県内最高峰の龍神岳(標高1382メートル)や護摩壇山(同1372メートル)では尾根が霧氷によって白く染まった。


 霧氷は、樹木の表面に水蒸気や過冷却水滴が凍結してできる白色・不透明の氷層のこと。午前8時過ぎから青空が見え始め、霧氷に覆われた木々がより白く輝いた。

 近くにある道の駅「ごまさんスカイタワー」からも観察でき、高野山へ行く途中に立ち寄ったというみなべ町の男性(76)は「花が咲いたようで美しい」と笑顔を見せた。

■冷え込み 今季一番

 和歌山地方気象台によると、今季一番の寒気が流れ込んだ影響で、19日の朝は各地で冷え込んだ。

 最も低かったのは高野山の0・5度。この他、田辺市龍神(4・1度)や古座川町西川(2・9度)、南紀白浜(8度)など、気温を観測している12地点のうち7地点で今季最も低くなった。