和歌山県田辺市龍神村龍神で紅葉の時季を迎えた。今年は例年より少し遅めだが、訪れたドライバーらが季節感を楽しんでいる。


　村内では例年、標高が高い護摩壇山（１３７２メートル）山頂付近から里の方面に向かって徐々に紅葉が進んでいく。

　龍神観光協会によると、今年は夏場から気温の高い日が続いていた影響で見頃が遅れている。例年は１０月下旬から見頃となるが、今年は６日現在、龍神温泉より山頂方面の沿道で見頃になっている。

　高野山と龍神村を結ぶ高野龍神スカイライン沿いにある道の駅「ごまさんスカイタワー」では景観を楽しもうと、平日でも多くのドライバーやバイカーが訪れ、山並みを眺めたり木々にカメラを向けたりして楽しんでいる。

　毎年この時季に周辺を訪れているという那智勝浦町の会社員男性（４５）は「今年は比較的まばらに紅葉になっている気がする。紅葉スポットによってはまだ緑色の所もあった」と話した。

　問い合わせは、龍神観光協会（０７３９・７８・２２２２）へ。