夏の観光客 4年ぶり減 猛暑や地震臨時情報で 和歌山県内
和歌山県は、今夏(7、8月)の主要観光地(7カ所)の観光客数は309万6300人で、前年同期より10万5600人(3・3%)減ったと発表した。4年ぶりの減少。猛暑や南海トラフ地震の臨時情報発表、台風10号の影響とみられるが、世界遺産登録20周年で前年を上回った観光地もあった。
コロナ禍の2020年は240万7千人で、その後は3年連続増加。23年は320万1900人と、コロナ禍前の19年の312万6500人を上回ったが、24年は減少した。宿泊客は前年同期より3万200人(3・9%)減の74万1100人、日帰り客は7万5400人(3・1%)減の235万5200人。
主要観光地別でみると、田辺市本宮町は9・4%増え、21万8400人。那智勝浦町は7・6%増の19万9600人で、コロナ禍前の19年と比べても30・7%増えた。高野町も前年比0・8%増の28万1600人となった。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」登録20周年の効果が、地震臨時情報などの影響を上回った。
田辺市龍神村は7・9%増の4万7900人。アユ釣り客が多かったほか、地震臨時情報による海水浴場の閉鎖で川への来訪が増えたとみられる。
一方、旧白浜町は60万5300人で8・5%の減。特に宿泊客は12%減となった。地震臨時情報による海水浴場閉鎖や花火大会の中止、台風の影響が考えられるとしている。旧串本町も地震臨時情報などの影響で5・7%減の39万1100人。ただ、宿泊客は14・9%増えた。工事関係者や宇宙産業関係者などビジネス客が多かったためとみられる。
和歌山市は4・5%減の135万2400人で、宿泊客、日帰り客とも減った。
コロナ禍の2020年は240万7千人で、その後は3年連続増加。23年は320万1900人と、コロナ禍前の19年の312万6500人を上回ったが、24年は減少した。宿泊客は前年同期より3万200人(3・9%)減の74万1100人、日帰り客は7万5400人(3・1%)減の235万5200人。
主要観光地別でみると、田辺市本宮町は9・4%増え、21万8400人。那智勝浦町は7・6%増の19万9600人で、コロナ禍前の19年と比べても30・7%増えた。高野町も前年比0・8%増の28万1600人となった。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」登録20周年の効果が、地震臨時情報などの影響を上回った。
田辺市龍神村は7・9%増の4万7900人。アユ釣り客が多かったほか、地震臨時情報による海水浴場の閉鎖で川への来訪が増えたとみられる。
一方、旧白浜町は60万5300人で8・5%の減。特に宿泊客は12%減となった。地震臨時情報による海水浴場閉鎖や花火大会の中止、台風の影響が考えられるとしている。旧串本町も地震臨時情報などの影響で5・7%減の39万1100人。ただ、宿泊客は14・9%増えた。工事関係者や宇宙産業関係者などビジネス客が多かったためとみられる。
和歌山市は4・5%減の135万2400人で、宿泊客、日帰り客とも減った。