和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月23日(月)

チャリティーイベント盛況で笑顔 阪神の原口選手

声援を受けて走る原口文仁選手(和歌山県すさみ町周参見で)
声援を受けて走る原口文仁選手(和歌山県すさみ町周参見で)
 和歌山県すさみ町周参見の町総合運動公園で18日にあった慈善イベント「原口文仁チャリティーランフェスティバル」は、多くの来場者でにぎわった。大会実行委員長を務めたプロ野球・阪神の原口選手(27)は「多くの人とつながることができたし、このイベントを開催してよかった」と語った。

 田辺・西牟婁などの学童野球4チームから約50人が参加した野球教室では、原口選手と、元阪神の狩野恵輔さん、田辺市出身の浜中治さんが指導。原口選手は「毎日きっちり取り組めば、守備も投球も上手になる」と、キャッチボールの大切さを伝えた。

 原口選手は、すさみ町の印象について「自然豊かで最高の環境。皆さんが温かく迎えてくれて、テンションが上がった」と笑顔を浮かべた。その上で「頂いた声援には結果で恩返しすることがプロ野球選手の使命」と述べ、新シーズンでの活躍を誓った。

 大腸がんの手術を経験したことが今回のイベント企画につながっている点についても触れ「(がんなどの)早期発見のためにも、人間ドックや健診を受けてもらいたい。元気なうちから体を大切にしてほしい」と語った。

 イベントでは、1周約1キロのコースを3時間でどれだけ周回できるかをチーム制で競った。北海道から鹿児島までの168チーム913人が出場した。

 上位5チームは次の通り。

 (1)ひでた会(48周・2時間59分30秒)(2)ミキハウス・チーム1(47周・2時間57分1秒)(3)那賀チャリティー部(47周・2時間57分50秒)(4)すさみオヤジランナーズ(47周・2時間59分8秒)(5)紀州レンジャーズ(47周・2時間59分46秒)