和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月23日(土)

注目の選挙区 勝者は 27日投開票、衆院選和歌山2区

和歌山2区 (左上から)楠本文郎氏、新古祐子氏、二階伸康氏、高橋秀彰氏、世耕弘成氏
和歌山2区 (左上から)楠本文郎氏、新古祐子氏、二階伸康氏、高橋秀彰氏、世耕弘成氏
 衆院選は27日、投開票を迎える。「政治とカネ」、経済政策、外交安保政策などを争点に、各候補者が12日間、論戦を繰り広げてきた。「10増10減」による区割り変更で県内小選挙区が3から2になって初めての選挙。いよいよ審判が下される。


 広大となった2区には、届け出順に共産の楠本文郎氏(70)、立憲民主の新古祐子氏(52)、自民の二階伸康氏(46)、諸派の高橋秀彰氏(42)、無所属の世耕弘成氏(61)が立候補している。

 自民の二階俊博元幹事長の三男で、後継を目指す伸康氏と、同党を離党し無所属で参院からくら替えを狙う世耕氏が激しく戦う保守分裂選挙で、全国でも注目される選挙区の一つとなっている。

 県内投票所は814カ所に設置。時間は原則午前7時~午後8時だが、599カ所で閉鎖時刻を前倒しする。早い所では午後4時に閉める。

 県内の選挙人名簿登録者数(14日現在)は2区が37万9453人、1区は39万6594人。


 1区は届け出順に、旧1区前職で維新の林佑美氏(43)と、立憲民主の村上賀厚氏(65)、参政の林元将崇氏(26)、自民の山本大地氏(33)、共産の井本有一氏(58)、諸派の正司武氏(73)が議席を争っている。

■2区立候補者(届け出順 定1―候5)
氏名・投票日現在の満年齢・党派・元前新の別。略歴は現職(経歴)▽学歴▽住所。経歴は原則として候補者の申告

楠本文郎(くすもと ふみろう) 70 共新

 党県委員(県議、御坊市議、小学校教諭)▽和歌山大卒▽御坊市

新古祐子(しんこ ゆうこ) 52 立新

 食品コンサルティング会社代表(和歌山市議)▽仏教大(通信)修了▽和歌山市

二階伸康(にかい のぶやす) 46 自新 

 党県第二選挙区支部長(衆議院議員秘書、航空会社社員)▽青山学院大卒▽田辺市

高橋秀彰(たかはし ひであき) 42 諸新

 政治団体代表、農業(ITベンチャー会社社長)▽早稲田大中退▽兵庫県丹波市

世耕弘成(せこう ひろしげ) 61 無新

 前参院議員(参院自民党幹事長、経済産業相)▽早稲田大卒▽新宮市