和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年10月23日(水)

田辺市民総合センターに移転 きっずぱーく事務所、和歌山

動物のマークが目印になっているきっずぱーくの新しい事務所(和歌山県田辺市高雄1丁目で)
動物のマークが目印になっているきっずぱーくの新しい事務所(和歌山県田辺市高雄1丁目で)
移転後、田辺市民総合センター内で開かれた親子の交流広場「きっずタイム」
移転後、田辺市民総合センター内で開かれた親子の交流広場「きっずタイム」
 田辺市ファミリー・サポート・センター「きっずぱーく」の事務所が、和歌山県田辺市高雄1丁目の市民総合センター内に移転した。センター内で親子の広場を開けるようになり、センター前の駐車場が利用できるため、来所しやすくなった。


 きっずぱーくは、子どもの送迎や預かりなどの援助をしてほしい人(ファミリー会員)に援助できる人(サポート会員)を紹介する子育て支援事業をしている。田辺・西牟婁とみなべ町に住む乳幼児や小学生の保護者が対象。このほか、親子の交流広場なども開いている。

 センターの市役所の機能が新庁舎に移転したことに伴い、夏に移転した。2階の健康増進課だった部屋が事務所になっている。

 センター内では事務所のほか、これまで東部公民館(田辺市神子浜1丁目)などで開いていた親子交流の広場「きっずタイム」などを、1階の乳幼児相談室で開くようになった。

 また1階の栄養相談室を主に入会登録やマッチングなどで利用する。相談室はともに和室のため、子どもが寝転んだり、遊んだりしやすいという。

 きっずぱーくを運営するNPO南紀こどもステーションの榎本順子理事長は「保護者のニーズを聞きながら、利用しやすいように機能を強化し、子育て交流広場の数を増やしていけたら。サポート会員の研修、交流にも取り組んでいきたい」と話している。

 開所時間は月曜~金曜(祝日除く)の午前9時~午後5時15分。

■サポート会員を募集
 きっずぱーくは、サポート会員を募集している。11月には、活動内容を知ってもらうための「募集フェア」と、サポート会員になるための講習「子育て支援セミナーIN白浜」を開く。

 募集フェアは11月8日午前10時~正午、市民総合センター2階交流ホールで開く。ミニリース作りの後、サポート活動の様子を動画で視聴し、説明を受ける。現役サポート会員を囲んで座談会もする。無料。

 申し込みが必要で10月7日午前9時から受け付ける。定員(15人)になり次第、締め切る。

 「子育て支援セミナー」は11月14、15、20、21日、白浜町十九渕の町立児童館である。

 4日間で12講座開く。1講座から受講できるが、サポート会員に登録されるには24時間以上の講習が必須のため、原則として全講座を受講する。会員登録から5年以上経過している人にもスキル向上のために受講を勧めている。

 受講、託児ともに無料だが、11月1日までの申し込みが必要。定員15人。託児は定員3人で全講座の受講者が優先。

 会場に行けない場合、実技の講習以外は、都合のよい日に事務所でDVD視聴での受講もできる。

 いずれも申し込みはきっずぱーく(0739・26・5486)へ。